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ロザリオとバンパイア〜Another story〜
第60話 テスト結果と小さな天才
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に性格も良いし!! 言う事ねぇ――っっ!」

 モカの周りにはあっという間に男子生徒が集まりに集まった。



「「「「完璧だ!!!理想の女性NO.1だーー!!」」」」



 そして示し合わせたかの様に一斉にハモった。

「きゃ……っ な、なになに??」

 当然ながら、モカはただただ驚くだけだった。成績が良かっただけで今まではこんな事は無かったから。そもそも、公にされる事 事態が陽海学園からだった。

「ははは…… すげー人気だなモカ。結果も流石の一言」

 集まっている男子生徒達の間を縫うように、モカに近付いていったのはカイト。
 さて、ある意味モカにも負けずと劣らない色んな意味での人気を持つ御剣怪斗の結果を紹介しよう。


御剣怪斗(みつるぎカイト)―――15番


 惜しくもモカに届かなかったが、点数的にはほぼ僅差である。ケアレスミスを1つしたら、ひっくり返ってしまう程度の点数差だった。


「きゃーー!!」
「わぁ〜カイト君だっ!! カイト君がいるっ!」
「やっぱり カイトくん頭良いねー! 授業の問題もあっという間に解いちゃったしーっ」
「今度勉強一緒にしよーよーー!」


 カイトの周りにはモカとは逆に、女子生徒が集まる集まる。


 この時のカイトは、また以前の様に凄まじい力? で襲われるかと思ったが、今回ばかりは広場には生徒人数が多いから リアル鬼ごっこするには狭すぎるようで押しかけたりはしてこなかった。

「ほっ……。時間が潰れなくて良かった………」

 あからさまに、カイトはほっとしていたが、それでも警戒は続けている様子。

「あははは。カイトも他人の事、言えないじゃん♪ すっごいよ?」
「………ははは……… まー、そうみたいだが だけど追いかけられないだけ モカよりマシだよ……きっと」

 色々と思い出しているのか、カイトは苦笑いし、モカ自身も判っているからか、笑顔で答えていた。
 
 女子生徒たちに囲まれそうになってるカイトの姿を見て―――モカの胸のロザリオが何だか妖しく光った様な気がするが……、きっと気のせいだろう。はい。


 そして、当然ながら主要人物はもう1人存在する。


「モカさーん! カイトー!」


 忘れちゃならないのが、この学園唯一の人間であり モカとカイトの大切な友達でもある青野月音。
 彼の順位を紹介しよう。



青野月音(あおのつくね)―――128番



 因みに学年の生徒数は256人。つまりは見事にど真ん中だという事。ある意味狙って出せない順位だが、よく言えば平均レベル。悪く言えば平凡。良くもなく悪くも無い。

 そんなつくねだからか、モカやカイトが眩し過ぎて直視
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