常盤台刈り2
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に!」
私は手を離して最後に言った。
「でも、アンタは……!もう良いわよ…。」
私の話を聞いて、食蜂に話しかけていた。
「操祈、俺と美琴の二人だけにしてくれる?」
「分かったぞ☆」
「黒子も戻ってていいわよ。」
「……分かりましたわ。」
そうして、私と湊だけになった。
湊は制服のポケットからあるものを取り出し、私に渡してきた。
「これ、美琴に返すよ。」
それは銀色のペンダントで小さな宝石がはめられていた。
「……これは?」
「あの事件の時に美琴が落とした物だよ。」
「あの時に……。」
私はそう言ってペンダントを受け取り、眺めていた。
Mikotoと掘られているそのペンダントを見ていると頭痛がしてきた。
「っ……。」
──何でこんな時に頭痛がするのよ…!
「美琴ごめん、今は全てを教えることは出来ない。」
私は頭痛に耐えながら、反論した。
「アンタねぇ……!」
私は電流をバチバチと散らした。
湊は私の口に人差し指を置いてゆっくりと話し始めた。
「でも、必ず話す。俺が話すまで待っててくれ。」
私は湊の真剣な目に頷くことしか出来ず、それ以上は聞かなかった。
「さて、行こうか皆のところに。」
湊は私の手を掴み、能力を使って飛び始めた。
──ほんと、私って湊に弱いわね……
「お姉様にお兄様!?」
「み、湊さん!?」
「心配かけたね、飾利場所変わってくれる?」
私と湊が着いた頃には、初春さんがパソコンを操作し黒子がフォローに回って佐天さんは意識を取り戻していた。
「佐天さん、大丈夫?」
「はい、大丈夫です!今から眉毛の恨みを晴らします!」
そう、常盤台刈りにあった生徒は皆、眉毛の形が歪になっているらしい。
もちろん、佐天さんも……。
「みーつけた。」
「湊、アンタ何やってるのよ?」
「んーとね、常盤台刈りの犯人さん探し。」
「あれ?今みーつけたって……」
「うん、見つけた。」
そこからは早かった。
私と黒子、湊、佐天さんで犯人をある場所に誘導し捕まえる作戦。
初春さんは司令塔として。
「そもそも、あんな能力あったんですわね…」
「私も知らなかったわ。」
「さて、始めようか鬼ごっこを。」
──何か湊がキレてる……?
そうして始まった常盤台刈りの犯人を捕まえる鬼ごっこが。
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