ガンダムW
1680話
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を手に入れたのは、月で行われたザフトとの戦い……正確にはザフトが攻めて来たのを、迎撃した時に付けられたものだった筈だ。
知ってる者がそう多くないというのも、SEED世界やシャドウミラーの中ではそれなりに有名だが、シャドウミラーが活動している世界全体で考えれば決してそこまで有名ではない。
一応、嘘はついてないな。喋っていない内容が幾らかあるだけで。
『そうか。……なるほど』
向こうの方で何やら納得してくれたらしい。
まぁ、普通に考えれば、俺の事を連合軍のMSパイロットと認識したといったところか。
エンデュミオンクレーター……つまり月は、現在連合軍の支配下にあるし。
それに、シャドウミラーが連合軍に雇われているというのも事実なので、こちらもまた決して間違いという訳ではない。
『ムウ殿、今回は助かった。……連合軍にもこちらと同じ志を持つ者がいるというのを、嬉しく思う』
「何の事だ? 俺は別に連合軍の所属でもない、ただのMSパイロットに過ぎないぞ?」
『ああ、そのような事にしておかなければならないのだろう。それは理解した。……だが、今回助けてくれた事について感謝しているというのは、覚えておいて欲しい』
「分かった。そっちの感謝は素直に受けよう。……それで、聞きたいんだが、現在のところやっぱりトレーズ派は不利なのか?」
『ああ、残念な事にな。悔しいが、俺達ではMDに対処出来ない。いや、数を揃えれば対処も出来るんだが、向こうはその数をMDで補っている形だ』
悔しそうな様子の男。
まぁ、数を揃えなければMDに勝てないのに、向こうは無人機という特性を利用して好き勝手に数を増やす事が出来る。
それに比べると、トレーズ派は有人機であるが故にどうしてもそう簡単に数を揃える事が出来ない、と。そういう訳か。
「だろうな。OZの中でもエースとして有名だったライトニング・カウントはどうしたんだ? 俺が聞いた話だと、かなり腕が立つって話だが」
トールギスUについて聞こうかとも思ったが、その件がどこまで有名になっているのかは分かっていない以上、ここで俺がそれを口にすれば怪しまれる可能性がある。
……いや、今の時点で相当怪しまれているのは間違いないんだろうが。
『残念だが、ゼクス2級特佐の行方はこちらでも掴んでいない。トレーズ閣下との間にあった強い信頼関係を考えれば、こちらに協力してくれてもいいと思うんだが……』
少し不満そうなその様子は、ゼクスが行方を眩ませているからか。
……けど、これでゼクスがトレーズ派に協力していないというのは明らかになったな。
てっきりトレーズ派にいるんだとばかり思ってたんだが。
となると、ゼクスは今どこにいるんだ?
ゼクスの性格を考えれば、確かに今回のOZ
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