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転生とらぶる
ガンダムW
1680話
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あ。……その、助かった』

 映像モニタに映し出された男は、戸惑ったように俺を見ながら……それでも感謝の言葉を告げてくる。
 最初に戦場へ乱入した時はこっちを怪しんでいた男だったが、こうして戦いが終わってしまえば、俺を怪しむ事は出来ないのだろう。
 いや、勿論内心で怪しんでいるのは間違いないだろうが、MDとの戦闘で俺は何度もトレーズ派の連中の命を救っている。
 それだけに向こうも俺を無下には出来ないし……何より、俺の力とミロンガ改の性能がどれ程のものなのかを間近で見せつけられたのだ。
 これで敵対しようものなら、自分達が確実に死ぬと理解しているのだろう。

「そうか、そっちも無事で何よりだ」
『ああ。それで、その……色々と聞きたいんだが、もし良かったら俺達の基地に来ないか?』
「あー……悪いな。残念ながら、俺の姿を見て貰えば分かるように、色々と人目を憚るような立場にいるんだ」

 シャドウミラー産の変声機能を持っている仮面を被っているので、今の俺の姿はあからさまに怪しい。
 だが、幸いにもと言うべきか……このW世界において仮面を被っているのは俺だけではない。
 ゼクスという前例がいる以上、向こうも多少疑問には思っても致命的なものではない筈だ。
 また、向こうの基地に行けないというのは、当然のようにミロンガ改の問題がある。
 向こうが強引にミロンガ改を奪おうとかそういう風に考える可能性は皆無ではない……どころか、トレーズ派の現状を考えれば寧ろその可能性は高いだろう。
 そこまでいかなくても、データを取らせて欲しいと要望がある可能性は高い。
 また、もしこっちに対してそのような要求がない場合でも、補給の問題がある。
 このW世界のMSというのは、機体そのものは核動力なのでバッテリーとかのエネルギー補給の類は必要ない。
 だが、推進剤の類はMSにも必須だし、武器にエネルギーを充填するという珍しい方式を採っている。
 それに比べると、ミロンガ改はテスラ・ドライブのおかげで推進剤は必要ないし、ビームマシンガンやビームサーベルに必要なエネルギーも機体のブラックホールエンジンから直接取っている。
 別系等で開発されたMS……という説明をしても、少しでもMSに知識がある者であれば到底納得出来ないだろう。

『そうか。残念だが、そっちがそう言うのであれば仕方がないな。……ちなみに、これは好奇心から聞くんだが、ムウ殿はエンデュミオンの鷹という異名を持つという事だが……生憎俺はそんな異名を聞いた事がない。エンデュミオンという事は、以前は月の辺りにいたのか?』
「ああ、そうだ。……まぁ、俺の異名を知ってる者はそう多くないからな」

 エンデュミオンというのは、月にあるエンデュミオンクレーターに由来するものだ。
 ムウがこの異名
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