ガンダムW
1680話
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スやエピオン、ウイングゼロにすら勝っている。
もっとも、それはあくまでもエナジーウィングを前提としての話だが。
サラマンダーやバルジとの関係でエナジーウィングを使う事が出来ない以上、そこまでの性能は発揮出来ない。
……それでも、この程度の敵を相手にするには十分なんだが。
トーラスカノンの一撃を回避しながら、ビームマシンガンのトリガーを引く。
ミロンガ改の機動力を使って縦横無尽に宇宙空間を飛び回っているにも関わらず、ビームマシンガンの弾丸は1発たりともトーラスから外れる様子はない。
そうして命中し続ければ……1発の威力は低いビームマシンガンであっても、トーラスの装甲を貫くのは難しい話ではない。
次の瞬間、宇宙空間に爆発の花が咲く。
それを見ながら真っ直ぐにトーラスとの間合いを詰めていたミロンガ改は、左手でビームサーベルを引き抜き、トーラスの横を通り抜けざまに一閃。
胴体を真っ二つにされ、再び爆発が巻き起こった。
「どうした、お前達は見ているだけか!?」
トーラスを撃破しながら、トレーズ派の機体にそう叫ぶ。
『ふ、ふざけるな! 我等トレーズ派、MDを相手に黙って見ているような真似はせんっ! 皆、行くぞ! アンノウンばかりに戦わせるな! トレーズ派としての、意地を見せろ!』
『おおおおお!』
俺と通信をしていたトレーズ派の男の声に、他のトレーズ派も同調するように叫ぶ。
元々トレーズ派はその名の通りトレーズに心酔している者達だ。
レディ・アン程ではないにしろ、トレーズ教の信者と呼ぶのに相応しい。
それだけに、トレーズの名前を出され、更には俺という戦力のおかげでMDが次々に撃破されているのを思えば、そのまま見ているだけという事は絶対に有り得ない。
射線を集中し、MDの逃げ場を奪うような形で次々に撃破していく。
勿論MDの方も黙ってやられてはいない。
MDとしての正確な機動でトーラスカノンを回避しながら、反撃の一撃を……
「甘いんだよ」
撃とうとしたところで、ミロンガ改のビームサーベルの一撃により胴体を真っ二つにされ、爆発する。
もしくは、トーラスカノンを放とうとしたところに、ビームマシンガンが放たれ、命中した衝撃でその射線が大きく外れる。
また、エンデュミオンの鷹はトレーズ派の味方であると印象づける必要がある為、MDに撃破されそうなトーラスは率先して助けていく。
「ほら、これでラストだぁっ!」
最後に残ったトーラスとの間合いをビームマシンガンを撃ちながら詰めていき、ビームサーベルで一閃する。
胴体で真っ二つにされたMDは、次の瞬間宇宙空間に爆発の花を生み出した。
「ふぅ、これで一段落だな。……そっちは無事だったか?」
『え? あ、あ
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