3話
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街の中を散策していた 街の風景は至って普通で本屋があれば雑貨屋もありでシンプルな町並みだった
ジン「腹減ったな…」
店主「兄ちゃん!腹減ってんのか?」
ジン「?…まあはい」
店主「じゃあこれやるよ 林檎だ 今日入ってきたばっかだからな美味いぞ〜」
ジンは感激した ここは人並みもよく良いのかと一瞬ジンは一生ここに居ようかとも思ってしまった
ジン「そーいえばよ あのアランとルカって奴ら何者なんだ?」
店主「あいつらと会ったのか…まああの2人は両親が居なくてなあんまり言いたくねえがあの2人…元奴隷なんだ」
店主の顔は先程とは見間違える程に悲しい顔をしていた
店主「結構前にあったマリージョア襲撃の事件でな長い旅をしてここに来たんだがな俺達はあの子らに出来る限りの事はしたんだ」
店主が話している隣で話を聞いていたおばちゃんが入ってきた
おばちゃん「そうそう…けどね表面上の傷は治っていてもやっぱり癖は治らないものね」
ジン「癖?」
ジンは何を言ってるのか分からなかった
店主「そう アランの方は人を疑うようになってるしなルカに至ってはずっとニコニコしてるだろ?」
ジン「ああ そうだな」
店主「それなんだよ どんなに嫌な事があってもあいつはずっと笑ってるんだよ…泣けばうるさいと言われて殴られるしなだけど笑っていれば気持ち悪いって言われるだけだからな」
店主は少し怒った様に言った
店主「すまねえ 兄ちゃん 少し感情的になってしまった 旅してるんだったら連れてってやんねえか?………ってあれ?兄ちゃん?いつの間にどっか行ってんだか」
ジンは怒っていた…あのクソどもはまだそんな事をやっているのかとその時ジンは思った
ジン「あいつら2人絶対仲間にしてやる」
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