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ソードアート・オンライン 〜槍剣使いの能力共有〜《修正版》
SAO編ーアインクラッドー
04.龍使いと橙
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じるプレイヤーもいる。俺たちのカーソルは緑色だろ。だが、犯罪を行うとカーソルはオレンジに変化する。その中でも
PK
(
プレイヤーキル
)
、いわゆる殺人を犯したものは、レッドプレイヤーと呼ばれる」
「……人殺しなんて」
シリカが驚愕の声を漏らす。
キリトの言葉につなげるように口を開いた。
「この世界でそれを行うことの意味がわかってるはずなのにな」
カップを持つ手に力が入っていく。
「……そんな奴らを許しちゃおけねぇんだよ。あいつらのためにもな」
「シュウさん……」
心配そうな声を漏らすシリカに我に戻り、軽く笑った。
「……すまない」
「いえ、シュウさんはいい人です。あたしを、助けてくれたもん」
「……なんか俺が慰められちゃったな。ありがとう、シリカ」
そこから食事を済ませて俺たちはレストランの二階にある宿舎へと足を運んだ。
二階に上がるや否や明日の四十七層攻略に備えてシリカとは別れた。
シュウとキリトは部屋に入ることなく宿舎から出ると建物同士の間の人が並んで通れるか通れないかくらいの路地裏へと移動する。
時刻は夜の八時を回った程度。なのでまだ街には多くの人がいたが路地裏ということもあって全く人がいない。
「それでどうだった?」
「ぼちぼちってところだな。まだ確実っていう証拠はない」
そうか、と俺は建物に深く重心を預けた。
「なぁ、キリト……」
キリトは無言でこちらに顔を向ける。
「絶対に奴らをとらえるぞ」
ああ、とキリトはこちらに右の拳を向けてくる。それに応えて俺も拳をぶつける。
「シリカ、まだ起きてる」
シリカが泊まる部屋をノックする。
「しゅ、シュウさん!」
「四十七層の説明を忘れてたんだけど、明日にしようか?」
「あたしも聞きたいと思ってたところで……」
部屋のドアを開けるとベットの上に部屋着の白ベースのワンピースで座るシリカが。なぜかその顔は少し赤い。
丸いテーブルを部屋の中央に移動させ、その机の上にミラー・ジュスフィアを置く。
「シリカ、どうかした?」
「いえ、なんでも。シュウさん、そのアイテムは」
「ミラージュ・スフィアっていうんだ」
ボタンを押すと、光が現れ、それは球体を描く。
「うわぁ、綺麗」
ミラージュスフィアは四十七層の地図を描く。
「ここが四十七層の市街区、こっちが思い出の丘、でこの道を通るんだけど……」
言葉を切る。
「シュウさ……」
「誰だ!!」
シリカの言葉を遮り、扉を開けると階段の方に消える人影の姿が確認できた。
「なんですか?」
「聞かれていたな」
「でも、ノック
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