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勇者番長ダイバンチョウ
第18話 デスマッチ!掟破りの必殺破り!?
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嘩の横やりを入れないのであれば別に構わない。

【貴様何者!? 明らかに此処に居る者たち以上の強者に見えるが】
【ほぉ、流石は噂に名高きバトル星人。一目で相手の実力を見破るか。しかし、目の前の相手に集中出来ないのでは所詮まだまだと言ったところだな】
【むぅ、我とした事が迂闊であった。今は目の前の相手のみを見据えねばな】

 正に強者と強者の会話。そうレスキューには見えた。
 とにもかくにもこうしてバトル三兄弟対混成チームによる3対3のデスマッチ式の喧嘩が火蓋を切る事となった。
 
【ダイバンチョウとやら、我らに大口を叩いたその自信と実力、この拳で測らせて貰うぞ】
【へっ、久々の強ぇ奴との喧嘩かぁ。腕が疼いてきたぜ!】

 開始一番にぶつかり合ったのはダイバンチョウとバトル太郎だった。互いにレスリングの押し合いの様に腕を伸ばし、互いに力を前へと向けて放ちあっている。
 
【こいつ・・・ダイバンチョウと互角のパワーかよ。流石宇宙最強を名乗るだけのこたぁあるなぁ】
【貴様こそ、兄弟一の力を誇る我と同等とは、口先だけの木偶の坊でなくて安心したぞ】

 力はほぼ互角。完全なるパワー勝負となっていた。ダイバンチョウもバトル太郎も同等の相手とぶつかり合えた事を心の底から喜び合っている。正に根っからの喧嘩好きの所業と言えた。
 それとは別の場所にて、イインチョウとバトル次郎との闘いは熾烈を極めていた。
 兄弟一多彩な技を持つバトル次郎の技の数々をイインチョウは紙一重でかわし、返し刀の如くイインチョウも技を放つ。互いに一長一短な喧嘩運びを展開していた。

【ほぅ、流石に宇宙とは広きものよ。この私の技について来る上に反撃までしてくる猛者がいようとは。これでまた私は強くなれる。感謝するぞ強者よ!】
【くそっ、こんな喧嘩、早く終わらせなければ!】

 方や喧嘩を楽しみ、方や一刻も早く喧嘩を終わらせたい。そんな意思のすれ違いなど当の本人たちは微塵も感じ合ってはいない。と言うか、感じ合ってる暇がないと言う方がこの場合正しいのだろう。
 そんなハイレベルな戦いを行っている一方で、それとは全く別次元の戦いを行っている者たちが居た。
 バトル三郎とレスキューの両名である。

【どうした愚弟よ! 手を出さねば喧嘩には勝てぬぞ!】
【待ってよ兄さん! 僕は兄さん達と戦いたい訳じゃ―――】
【戦いの最中に戦意を削ぐな愚か者!】

 バトル三郎の右回し蹴りがレスキューの胴体に突き刺さる。体がくの字に折れ曲がり、かなりの距離を吹っ飛び地面に叩きつけられてしまう。

【う・・・づぅっ!!】
【やはり愚弟は愚弟のままだな。少しはこの星で鍛えられたと思っていたが、相変わらず昔のままのようだな】
【昔の・・・まま!】

 その言葉がレ
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