暁 〜小説投稿サイト〜
勇者番長ダイバンチョウ
第18話 デスマッチ!掟破りの必殺破り!?
[9/19]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
ー。
 ダイバンチョウ自身には前に合った時に相当因縁を作った仲なのだろうが、レスキューはどっちかと言うと世話になった部類に入ったりする。

【んでよぉ、物は相談なんだが、お前今回の喧嘩に参加してくれねぇか?】
【い・・・いきなり何を言い出すんだ貴様! よりによって宇宙警察の私に喧嘩に参加しろと言うのか!?】
【良いだろ? 一回くらい。減るもんじゃねぇし。どうせお前も暇だろ?】
【人を暇人みたいに言うな! そもそもお前達が無益な喧嘩を起こし続けるせいでこの星にも被害が及ぶのだろうが!】
【だからだよぉ。お前がこの喧嘩に加わってくれればすぐ喧嘩が終わるんだよ。な、頼むよイインチョウ。一回だけで良いからさぁ】
【・・・・・・】

 ダイバンチョウの無理強いにイインチョウはほとほと参ってしまっていた。そもそもイインチョウはこの星の治安を守る為に派遣された存在。それが率先してこの星の治安を乱す事などあってはならない。
 だが、このままこの喧嘩を静観していれば無駄な被害が出るのもまた事実。
 ならば、多少不本意だがこの喧嘩に参加し一刻も早く終了させる事もまた宇宙警察の仕事となるのではないだろうか。

【良いだろう。ただし、私が喧嘩に加わるのは今回限りだ。もし、それ以上の無益な戦いを行おうとしたら、即刻宇宙警察の名においてお前達を逮捕する。それで良いな!】
【うっし、それで良いぜ。ってな訳だ。こっちはこの3人で行く。文句はねぇな?】

 ようやく三人が揃った。ダイバンチョウの申し出にバトル三兄弟の誰一人として否定的意見を述べる者はいなかった。むしろ、早く喧嘩がしたそうでうずうずしているのが見て取れる。
 
【兄弟よ。我はあのダイバンチョウなる者と当たる。あれだけ大口を叩く者。その者の実力をこの拳で直に確かめてみたい】
【ならば我はあのイインチョウなる者と当たるとしよう】
【では、我はあの愚弟と当たるとしよう。この星で如何ほど修行をしたのか興味があります】

 三兄弟もそれぞれ相対する相手を選び終えた様子。今にも喧嘩が始まろうとした正にそんな時、またしてもこの場に突如として別の気配が向かってきた。

【ならばその喧嘩、この俺が見定めよう】
【な、てめぇ!】

 ダイバンチョウこと番は突如やってきた存在に対し驚きの声を上げた。
 そう、突如として現れたのはあの番長仮面ことゴウバンチョウその人だった。

【何しに来やがったんだ! またいちゃもんつけに来たってのか?】
【さっきも言っただろう。俺はこの喧嘩を見定める為に参上しただけの事。此度の喧嘩に俺は一切手出しはせん。お前達6人で存分に戦うが良い。この俺がその様をしかと見届けてやる】

 要するに見学しに来たと言いたいのだろうか。番としては釈然としないがまぁ、喧
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ