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勇者番長ダイバンチョウ
第18話 デスマッチ!掟破りの必殺破り!?
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問題はない! では―――】
【ちょっと待て! お前ら3人で挑むのか?】

 ダイバンチョウの問に長男ことバトル太郎は【無論だ】と答えて見せた。
 どうやらバトル次郎もバトル三郎もやる気十分のご様子。今にも一斉に飛び掛かりそうな気迫が見えた。

【そっちが3体で来るならこっちも3体で行かせて貰うぜ。3対3のタッグマッチだ!】
【別に我らは構わぬ。3人と言わず何人でも呼ぶが良い】
【生憎、喧嘩はフェアな条件でやるのが俺の心情なんでな】
【男よのぉ、ならば貴様の他に後の二人を連れて来るが良い】
【既に一人はいるぜ。レスキュー、お前だ】

 そう言ってダイバンチョウがレスキューに視線を送る。対してレスキューはと言えば突然の指名にキョトンとした顔をしてしまった。

【え、えええええええ! む、無理ですよ! 僕じゃ兄さん達になんて勝てませんよ!】
【ばっきゃろう! やる前から諦めてどうすんだ! 男なら後先考えず前だけ見て突っ走るもんだぜ】
【そんな事言ったって―――】

 渋りだすレスキュー。彼自身は嫌と言うほど知っているが故に渋ってしまっているのだ。
 兄達の強さを。戦闘型宇宙人バトル星人の中でも最強と言われるバトル三兄弟の強さを―――

【なんだ、二人目は愚弟であったか。これは興ざめしそうではあるが、まぁダイバンチョウ殿が選んだのであれば我らはそれで構わぬ】
【それで、後一人は誰にするのだ?】
【早々に決めるが良い! 我らは逃げも隠れもせぬ!】

 バトル三兄弟に対し、こちらはダイバンチョウとレスキューが戦う事となった。後一人加えれば3対3の図式が出来上がる事になる。

【番、あたいがこの喧嘩に加わるよ】
【いや、折角だがな茜。もう一人は既に心当たりがあるんだ】
【誰だいそりゃ?】
【すぐに来るさ。何せ奴は鼻が良いからな】

 意味不明な事を言う番。その言葉の意味が分からない茜は返答に困ってしまう。
 
【鼻が良いって一体何言ってんだい。犬でも連れて来る気なのかい?】
【確かに、あいつの鼻は犬並みだな。何処にいようと喧嘩の臭いを嗅ぎ付けりゃすっ飛んで来やがる。っと・・・噂をすればだな】

 一同の元へ猛烈な勢いで砂埃を巻き上げながら何かが近づいて来るのが見える。
 紛れもなく、それは一台のパトカーだった。

【番さん・・・あのパトカーってもしかして】
【ほらな、噂をすれば何とやらって奴だよ】

 半ば呆れたような感じで番がつぶやく。そんな番達の目の前で突如現れたパトカーが変形する。

【見つけたぞ! バンチョウ星人】
【よぉ、また会ったな。イインチョウ】
【あ、この間はどうも】

 久しぶりの登場のイインチョウとメンチを切り合うダイバンチョウ。そして、会釈をするレスキュ
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