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虚弱ゲーマーと似非弁護士の物語 −求めたのは力では無く−
Act5 憤怒の進軍
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を先頭に、待ち合わせ場所の喫茶店まで歩いている3人。
そもそも2人が待ち合わせたのは、グランドクエスト攻略の参加をネームレスに要請するために、リアルの士郎に直談判しようと言うモノでした。
まあそれだけなら3人揃った所で話し合えばいいのですが、今は一月下旬で外はまだまだ冷えるのと、士郎から引き合わせたい人が居ると言う事情により当初の予定通りの喫茶店に向かっているのです。
ちなみに涼風がいるのは燈に一緒に来ない?と勧められたからです。
その当人を誘った燈は、携帯機器からの着信に気付いて手に取ると、それは何故か真横に居るはずの親友からのメールでした。内容は――――。
『お前がアイツアイツと言うから同い年かと思いきや、年上じゃないか!?』
だから?と思った燈ですが、取りあえず返信します。
『昔アイツが敬語は良いって言ったままで、今もその癖で溜口なんだけど・・・・・・年上である事に何か問題が?涼風ちゃんって、そう言うの気にする性質だったっけ?』
『別に』
「?」
何とも歯切れの悪い返しに涼風本人を見る燈は、何故か自分と視線を合わせないようにそっぽを向く親友の姿を目にした。付け加えるなら頬を軽く朱色に染めて。
燈はこんな親友の顔を見た事は無かった――――が、自分の知り合いと知り合ってきた女の何人かに心当たりがあった。その知り合いとは――――。
「着いたぞ。菊村さんとおまけ」
「誰がおまけだ!レディをぞんざいに扱うなんて、どういうつもり!?」
「れでぃ・・・・・・・・・?」
「文句でもあるの!?」
目的の喫茶店入り口に着いた士郎は、燈と軽口をたたきながら喫茶店の一番奥にある予約制の個室に向かいます。そして扉を開けると。
「おや?まさか両手に花状態とは君も隅に置けない――――いや、君の場合今さらか。これ以上増えるのは問題じゃないかな?いい加減この辺で建築を止めないと、何時か月の見えない晩に刺されるヨ?」
「建築って何です?それに刺殺されるって、まるで私が外道の様じゃないですか」
今更言っても士郎は変わる事は無いと理解しているファブリスは、自分から茶化したにも拘らず、士郎の返しを黙殺した上で、連れの2人を席に促して自己紹介をします。
「私はファブリスといいます。どうぞ宜しく」
「「あっ、はい」」
そうして自己紹介も済んで行ったところで、漸く本題に入ります。
「私は彼に、とある調査依頼をしていてネ。だが現実での調査ではこれ以上の進展を望めない所に、衛宮君への善意の情報提供者から、ALOでシルフとケットシーがグランドクエストの攻略準備を進めている事が解ったと、連絡があったのさ」
「え!?」
燈は自分の耳を疑いました。
まだ士郎には
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