零部
八章
月華煉獄
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鳴り響く鉄のぶつかり合う音・・・血の匂い・・・彼岸花の花弁が舞い散る・・・
「妖姫・・・お前の力を俺によこせ・・・お前の全部を俺が貰ってやる」
妖姫はそれに応えるように煉華に力を与えた・・・その瞬間、煉華の背後に頭蓋骨のような影が浮かび上がった
━━━━罪と罰、赤い華、束縛、変えられない運命、強欲の代償、孤独、絶望、フフフフ・・・貴方の最期を決めるのは・・・私なのよ・・・ブレイズドライブ・・・貴方にお似合いの墓場ね━━━
放たれた妖姫のブレイズドライブが竜馬目掛けて地を這うように襲いかかった
「凜々蝶、ごめんね・・・僕に力を貸してくれないか」
その直後、凜々蝶が魔剣少女へと姿を戻した
「凜々蝶は主のもの、私の全ては貴方のものなのですよ」
凜々蝶はクスッと笑った後に片手で妖姫のブレイズドライブを受け止め・・・粉砕した
━同時刻━
異国タマモ
ピクッ・・・
紫色の綺麗な髪をした九尾の狐のような姿をした魔剣少女が月を眺めていた
「行かなくちゃ・・・・・・起きなさい。バカ主」
続く
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