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IS―インフィニット・ストラトス 最強に魅せられた少女Re.
第四話 漆黒と蒼の舞踏
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代表される塗布型は、殆どのISの装甲に施されている他、戦車や戦闘機、艦船といった、通常の正面装備にも備えられている。
その他にも熱量吸収型や、電磁障壁型など様々なタイプが研究されており、その内の一つが玉鋼に搭載されたAEDSの様な、【減衰型】と呼称される物だ。
原理は単純、空間中に散布した水蒸気や金属粒子により、散布空間中におけるエネルギー兵器の減衰率を大幅に増大させるという仕組みだ。
安定して高い防御性能を持つが、自身のエネルギー兵器の使用も阻害する欠点を持つ。が、玉鋼にプリセットで搭載されているのは近接ブレードのみ。デメリットは最低限に抑えられる。
さらに、このAEDSには只の減衰型AEWに留まらない追加の効果が存在した。
「レーダーが……!?なるほど、粒子が電荷を……。」
減衰に使われる金属粒子は電荷を帯びており、レーダーをある程度欺瞞するジャミング効果があった。
あっという間に距離を詰めた楓は、勢いのままセシリアに斬りかかる。咄嗟に機体を滑らせ、回避するセシリアだがそれは悪手であった。
「……捕まえました。」
中途半端に躱した事で、セシリアはバランスを崩し、距離を開くことが出来ない。依然としてそこは楓の間合いの内側である。
ここまで来ると銃身長2mオーバーのスターライトmkUでは邪魔なだけである。セシリアもそれは理解しているのか、ライフルを投げ捨て、近接用の格闘ナイフを展開する。が、使い慣れていないのか展開に時間がかかっている。
「ハアアアァァァッ!!」
「ッ、ああっ!?」
烈迫の気合いと共に放たれた楓の一撃を、どうにか展開の間に合った短剣【インターセプター】で受け止めるセシリアだが、充分な体勢ではないままでは、まともに堪える事が出来ない。
「まだ終わりませんよっ!」
「させませんわっ!ブルーティアーズ!!」
追撃を必死に受け止め、どうにか鍔迫り合いを耐えるセシリア。そのままでは押し切られてしまうが、背面のバインダーに接続されていた四基の第三世代兵装【ブルーティアーズ】のビットを展開して反撃、至近距離での砲撃に、さしものAEDSも完全には減衰しきれず、回避を余儀なくされた。
「仕留め損ねた………」
「もう近付けませんわっ!!」
ブルーティアーズ四基による包囲射撃。AEDSにより減衰するが、それを飽和させる勢いで次々とレーザーが殺到する。こういった飽和射撃に対し、至近弾でも防御が働いてしまう減衰型は効率が悪い。
さらにセシリアは、レーザーの着弾点をピンポイントで揃える事で、AEDSの一点当たりの減衰効果を越える攻撃を織り混ぜている。
「何を考えているのか分かりませんが……剣一本で私に挑もうだなん
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