暁 〜小説投稿サイト〜
ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第13話 レーティングゲーム開始!!決めろ一発逆転!!前編
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二人の攻撃が部長に当たる……事は無かった。
「がはッ!」
「ぐあっ!?」
地面から鋭い針が飛び出して兵士二人を貫いた。
「い、一体何が……」
「僕の魔剣だよ。形状を変化させる魔剣を部長に持たせていたんだ。部長は自分が狙われる事は知っていた、だから自身を囮にしたんだ。魔剣を針金みたいに伸ばして自分の周りの地面の下にもぐらせておく。そして襲われた時に串刺しにする……そういう作戦さ」
僕は困惑する兵士の一人に近づきそうそう説明した。
「バカな、失敗すれば敗北していたんだぞ……なんて無謀な……」
「そこまでのリスクを払わなきゃこのゲームには勝てないわ。それに私は自分の眷属を信じてるの。だから囮になってでも戦える」
最後は部長がそう言って動けない兵士二人を滅びの魔力で消し去った。
『ライザー・フェニックス様の「兵士」二名、戦闘不能!』
僕は念の為辺りにまだ敵がいないか気配を探るがどうやらもういないようだ。
「祐斗、お疲れ様。流石は私の騎士ね」
「部長の作戦が上手くいって良かったです。でも即興で渡した魔剣をあそこまで使いこなせたのは驚きました。部長は魔剣を使った事があるんですか?」
「いいえ、一度も無いわ。でも貴方が創った魔剣なら必ず私を守ってくれると思っていただけよ」
……ははッ、本当に凄いお方だよ、我が主は。
「さあ行くわよ、祐斗。残りのライザー眷属、そして王であるライザーを打倒しにね」
「何処までもお供いたします」
ゲームも終盤に差し掛かってきた、でも僕たちは必ず勝って見せる!!
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