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ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第13話 レーティングゲーム開始!!決めろ一発逆転!!前編
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持つだけあって速い。僕も速度を上げて剣を振るう。互いが消えてつばぜり合いをして現れるなど第三者からすれば瞬間移動してるかのようなスピーディーな攻防を繰り返す。
 攻防を一旦やめて距離をとる、ふと手に持っていた魔剣が軽くなったように思い見てみると刀身が半分溶けていた。


「残念だがお前の神器は私には通用しない」


 カーラマインが持っていた剣が炎に包まれていた。なるほど、あれがカーラマインの能力か。でももう勝ったつもりでいるのならそれは甘いよ。
 僕はカーラマイン目がけて走り出した。


「馬鹿め、武器を失って自暴自棄になったか!」


 カーラマインは炎の剣を構えて僕目がけて振り下ろした。でもその一撃は空を切っただけで終わった。


「消えただと!?」


 カーラマインは僕を探すがもう遅いよ!だって僕はもう既に君の背後に回っているんだからね。


「背後か!?」


 カーラマインは僕に気付き振り返ろうとするが僕はその前に剣を振るった。


「九頭龍閃!!」


 剣術の基本である9つの斬撃を同時に放ちカーラマインを切り裂いた。


「がはッ!?……な、なんて速さだ……」


 カーラマインは血反吐を吐きながら地面に倒れた。


「ふう、イッセー君が教えてくれた技が出来て良かったよ」


 魔剣に付いた血を振り払って落とす。


「ぐっ、負けたか……」


 カーラマインは倒れていながら首を上げて僕に話しかけてきた。戦闘不能にはなっていないがどの道もう戦えないだろう。


「あれだけ斬ってまだ動けるなら大したものだよ」
「一つだけ教えてくれないか?なぜお前は剣を持っているんだ?私の剣で壊したはずなのに……」
「ああ、簡単な事だよ。また創ったんだ、こうやってね」


 僕はカーラマインの目の前で魔剣を生み出した。


「どんな魔剣でも創り出すことが出来る、これが僕の神器『魔剣創造』だよ」
「なるほど、武器を持たずに走り出したのは私を油断させるためか……勝ちを急いで焦りすぎたか……」
「騙すような勝ち方をしちゃったけど僕は何があっても勝たなくちゃいけないんだ。王である部長を守るために……」
「主の為か……お前は真の騎士だよ。戦えた事を誇りに思う……」
「僕も君の正々堂々とした騎士道精神は嫌いじゃない、また戦えることを願っているよ」
「それは……光栄だ……」
『ライザー・フェニックス様の「騎士」一名、戦闘不能!』


 カーラマインはそのまま消えて行った。だがその時だった、死角からライザー眷属の兵士二名が現れて部長に襲い掛かった。


「カーラマインに気を取られて油断したわね!」
「これでライザー様の勝利よ!」

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