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ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第13話 レーティングゲーム開始!!決めろ一発逆転!!前編
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「うふふ、二人も頑張っているようね、私たちも行きましょう、小猫ちゃん」
「はい、目指すはライザーです!」


 私は気合を入れなおして先に進もうとしたその時だった。


 ドォォォオオオンッ!!


 激しい爆発音が鳴り響き私の視界が赤く染まった。




side:朱乃


「小猫ちゃん!?」


 一瞬の出来事でしたわ、小猫ちゃんがいる方から大きな爆発音がなったと思えばそこには小猫ちゃんの姿はありませんでした。


「ふふっ、あっけないわね」


 私は上を見上げるとそこにはフードを被った魔導士のような恰好をした女性、ライザーの女王であるユーベルーナが浮遊していた。


「貴方が小猫ちゃんを……」
「ふふ、獲物を狩るときは油断しているときが絶好のチャンス……貴方たちがやり遂げたなんて表情を浮かべていたのは本当に傑作だったわ、これから私に狩られるともしらないでね」
「じゃあ体育館を狙っていたのも……」
「当然読んでいたわ。貴方たちが此方の駒を何人倒そうと一人潰せればそれでいいの。四人しかいない眷属なんて一人欠いただけで致命傷だもの。
 それにしても小猫と言ったかしら?随分とあっさりやられちゃったわね、あの子。ライザー様もあんなちんちくりんのどこがいいのかしら……私がいくらでもお相手いたしますのに……」
「よくも小猫ちゃんを……」


 私が付いていながら小猫ちゃんを失ってしまうなんて……私は雷の魔力を両手に纏いながらユーベルーナを睨みつける。だがここで疑問が生まれた。


(どうして小猫ちゃんがやられたのにアナウンスがならないのかしら……?)


 レーティングゲームでは戦闘不能になるとアナウンスが流れるようになっています。先ほど私の雷で撃破したライザー眷属はちゃんとアナウンスで戦闘不能と言われたのにどうして小猫ちゃんは……もしかして……


「ちんちくりんで悪かったですね」
「なッ!?」


 ユーベルーナが驚きの声を上げる、何故なら倒したと思っていた小猫ちゃんがユーベルーナの背中に張り付いていたからです。


「バカなッ!お前は私の爆発で倒したはず!?」
「獲物が油断した時が一番のチャンス……同感ですね。貴方がベラベラと話してくれているおかげで楽に接近する事ができました。後貴方に一つ言ってあげます。獲物を狩ったならキチンとトドメを刺したか確認することです」
「こ、この!放しなさい!」
「無駄です、私が触れた瞬間勝負はついています」
「!?ッ、体が!」


 ユーベルーナの様子がおかしいですわ、小猫ちゃんを振り落とそうと暴れていたのに急に動かなくなりました。もしかして小猫ちゃんが仙術で体に流れる気を乱したのかしら。ユーベルー
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