ガンダムW
1677話
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国力を持っている連合軍であれば、ゼクスを相手にしての消耗戦もそこまで大きな損害とはならないだろう。
心配なのは、トレーズか。
ゼクスに勝るとも劣らぬMSの操縦技術を持っているだけに、トールギスU……いや、下手をしたらトールギスVが出てくる可能性も否定出来ない。それどろか、エピオンが出てくる可能性すらある。
「……厄介な相手だな」
「ああ。まぁ、向こうが出て来たら俺達に任せればいいんだけどな」
ゼクスがガンダムのパイロットと同等の強さを持っているとしても、シャドウミラーの実働戦力はガンダムのパイロット級が3人、そしてガンダム3機を敵に回しても問題なく対処出来る俺がいる。
ヒルデが最近訓練を重ねているが……こっちは防衛専門だから、あまり考えなくてもいいか。
「ふむ、シャドウミラーに頼りっぱなしというのは、出来れば避けたいんだがな」
不満そうに呟くセプテムだが、敵にゼクスやトレーズがいる以上、そう簡単には楽観視出来ないだろう。
ああ、そう言えば……トレーズで思い出したが、レディ・アンは今どうしてるんだ?
地上で色々とやりすぎた影響で宇宙に行ったのは覚えてるし。どこぞのコロニーの上層部がレディ・アンの色仕掛けに引っ掛かってOZの思い通りに動かされているのも知っている。
だが、それを最後に足取りは途絶えていた。
何か妙な事を考えてないといいんだけどな。
「レディ・アンはどうしてる? 奴が妙な動きをする前に、出来れば仕留めてしまいたいところだが」
「……そうだな」
俺の言葉に、セプテムは反対を口にしない。
まぁ、バルジでコロニーを狙って脅しを掛けてくるような相手だ。
普通なら助けたいとは思わないだろうし、排除出来るのなら出来るだけ早く排除したいだろう。
連合軍としても、以前の降伏勧告の映像を見ていれば、何とか早めに対処したいと思ってしまうのは当然だった。
「で、場所は?」
「……いや、残念だが分からん。幾つかのコロニーに姿を現したのは確認しているが、それ以降は姿を見せていない」
「自分が狙われているのに、気が付いたのか?」
「かもしれんな」
レディ・アンも、自分が今までやって来た事を考えれば、連合軍に狙われているくらいの事は悟るだろう。
なら……地球に戻った?
まぁ、その可能性もないではないが……だが、それこそ今の地球にレディ・アンの居場所があるとは思えない。
それなら、まだ色仕掛けで頭がお花畑のコロニー上層部――勿論そんなのは一部だけだろうが――を籠絡していった方がOZとしての力になるだろう。
そう考えると、やっぱりまだ宇宙にいる可能性が高い。
最悪のパターンとしては、実は地球に降りていて中東連合とOZの橋渡しをしているとかか?
ただ、中東
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