暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
ガンダムW
1677話
[2/5]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
化しなかった理由は、この辺りにもあるんだろうな。
 整備性が悪すぎると。
 ……もっとも、シャドウミラーとして使う分には全く何の問題もない。
 欲を言えばメギロートが……いや、作業用として考えればバッタの方がいいか。バッタがいれば万全だったんだろうが。
 万全と言うなら、ホワイトスターとの連絡が取れてこそか。
 ともあれ、そんな感じで事態は進んでいく。

「アクセルはどうするの?」

 ブリッジの中に殆ど人がいなくなったのを確認すると、凛がそう尋ねてくる。
 艦長ではなく、凛としての態度。

「うーん、どうすると言われてもな。セプテムに今回の件で色々と話す必要があるし、整備員を借りる必要もある。そう考えると、やっぱりD-120コロニーに行く必要はあるだろうな」

 それに、アリバイも必要だし。
 以前のバルジの件から、既に半月程経っている。
 であれば、またOZやバートン財団が妙な動きを見せないとも限らない。
 ウイングゼロが出来るまでは膠着状態でいて欲しい俺としては、バルジ再びといったところか。……バルジ三度、か?
 とにかく、現在のウイングゼロはまだフレームの部分も完成はしていない。
 そうなると、時間稼ぎが必要なのは間違いないだろう。
 ……そろそろ、地上も気になるんだけどな。
 宇宙はバルジの件もあって連合軍が圧倒的に有利な状況だ。
 それに比べると、地上はまだ連合軍が完全に有利だとは言えない。
 ましてや、バートン財団の影響も完全に排除出来た訳ではないし、それどころか中東連合なる組織まで出来上がっている。
 どう考えても、厄介以外のなにものでもない。
 その辺をどう思っているのか……俺達シャドウミラーを地上に向かわせなくてもいいのかも、セプテムに聞いておいた方がいいだろうな。

「ふーん。私は艦長だから艦に残るけど、何かあったら連絡をちょうだい」
「ああ」
「それと、お土産もね」
「……お土産って何だよ。別に遊びに行くわけじゃないんだがな」

 そう溜息を吐くも、凛をピースミリオンに残していかなければならないのは事実だ。
 そう考えれば、何かちょっとした土産でも買っくるのはいいかもしれないな。
 ……ああ、何か珍しい香辛料とか調味料とか、そういうのがあったら買ってもいいか。
 もしくは、紅茶の茶葉とか。

「それくらいいいでしょ?」
「はいはい、分かったよ。何か買ってくるから、そのつもりでいてくれ」

 そう言葉を交わし、俺はブリッジを出てシャトルのある格納庫に向かうのだった。





「ピースミリオンの方は、特に問題がなかったようだな」
「ああ。いや、細かい問題は幾つか出たけどな」
「それでも、致命的な問題が出なかっただけ、いいと思うぞ」

 俺
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ