ガンダムW
1677話
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化しなかった理由は、この辺りにもあるんだろうな。
整備性が悪すぎると。
……もっとも、シャドウミラーとして使う分には全く何の問題もない。
欲を言えばメギロートが……いや、作業用として考えればバッタの方がいいか。バッタがいれば万全だったんだろうが。
万全と言うなら、ホワイトスターとの連絡が取れてこそか。
ともあれ、そんな感じで事態は進んでいく。
「アクセルはどうするの?」
ブリッジの中に殆ど人がいなくなったのを確認すると、凛がそう尋ねてくる。
艦長ではなく、凛としての態度。
「うーん、どうすると言われてもな。セプテムに今回の件で色々と話す必要があるし、整備員を借りる必要もある。そう考えると、やっぱりD-120コロニーに行く必要はあるだろうな」
それに、アリバイも必要だし。
以前のバルジの件から、既に半月程経っている。
であれば、またOZやバートン財団が妙な動きを見せないとも限らない。
ウイングゼロが出来るまでは膠着状態でいて欲しい俺としては、バルジ再びといったところか。……バルジ三度、か?
とにかく、現在のウイングゼロはまだフレームの部分も完成はしていない。
そうなると、時間稼ぎが必要なのは間違いないだろう。
……そろそろ、地上も気になるんだけどな。
宇宙はバルジの件もあって連合軍が圧倒的に有利な状況だ。
それに比べると、地上はまだ連合軍が完全に有利だとは言えない。
ましてや、バートン財団の影響も完全に排除出来た訳ではないし、それどころか中東連合なる組織まで出来上がっている。
どう考えても、厄介以外のなにものでもない。
その辺をどう思っているのか……俺達シャドウミラーを地上に向かわせなくてもいいのかも、セプテムに聞いておいた方がいいだろうな。
「ふーん。私は艦長だから艦に残るけど、何かあったら連絡をちょうだい」
「ああ」
「それと、お土産もね」
「……お土産って何だよ。別に遊びに行くわけじゃないんだがな」
そう溜息を吐くも、凛をピースミリオンに残していかなければならないのは事実だ。
そう考えれば、何かちょっとした土産でも買っくるのはいいかもしれないな。
……ああ、何か珍しい香辛料とか調味料とか、そういうのがあったら買ってもいいか。
もしくは、紅茶の茶葉とか。
「それくらいいいでしょ?」
「はいはい、分かったよ。何か買ってくるから、そのつもりでいてくれ」
そう言葉を交わし、俺はブリッジを出てシャトルのある格納庫に向かうのだった。
「ピースミリオンの方は、特に問題がなかったようだな」
「ああ。いや、細かい問題は幾つか出たけどな」
「それでも、致命的な問題が出なかっただけ、いいと思うぞ」
俺
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