第十二幕その十二
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「それで」
「そのことね」
「ええ、何時になるのかしら」
「それはね」
オズマのその質問にです、ドロシーはこう答えました。
「多分だけれど」
「今日はそちらにまだお邪魔して」
「明日にね」
「帰るのね」
「そうなると思うわ」
これがオズマへの返事でした。
「途中大尉はウィンキーの国でお別れしてね」
「あの人のお家に帰って」
「そして私は他の皆と一緒にエメラルドの都に帰るわ」
「わかったわ」
オズマはドロシーの返事に笑顔で応えました。
「では待っているわね」
「ええ、そうしておいてね」
「貴女が帰ったら」
それからのこともです、オズマはお話しました。
「パーティーよ」
「それを開いてくれるのね」
「貴女達が帰って来たお祝いにね」
まさにそれでというのです。
「それを開くから」
「だからっていうのね」
「楽しみにしておいてね」
エメラルドに帰ってきたその時はというのです。
「是非ね」
「わかったわ、それじゃあね」
「その時のことを楽しみにして」
「帰るわね」
二人でお話をしてでした、そのうえで。
オズマはドロシーに再会を楽しみにする言葉を贈ってでした、電話を切りました。ドロシーはそのお話の後で、でした。
皆に電話でのやり取りのことをお話します、そうしてアンに言いました。
「そういうことでね」
「ええ、わかったわ」
「明日にね」
「ここを発つのね」
「そうさせてもらうわ」
こう言いました。
「そういうことでね」
「わかったわ、ただね」
「ただ?」
「明日までは遊びましょう」
「ええ、そうね」
ドロシーはアンのその言葉に笑顔で応えました。
「それじゃあね」
「仲良く遊んで」
「明日は笑顔でお別れしましょう」
「また会う時を楽しみにして、そして」
アンはドロシーにこうしたことも言いました。
「お別れの時のお土産、楽しみにしておいてね」
「お土産?」
「そう、今いいこと思いついたから」
こうドロシーに言うのでした。
「そうしておいてね」
「そのこともわかったわ、それじゃあね」
「そのこともなのね」
「楽しみして」
「そうしてなのね」
「今は遊びましょう」
「わかったわ、それじゃあね」
こうしてでした、皆はこの日は心から楽しく一緒に遊びました。そしてその遊んだ次の日の朝に皆は朝御飯を食べてお別れとなりますが。
その時にです、アンは皆に笑顔で言いました。
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