第四章:停止教室のヴァンパイア/転螺拳の火在輪
Change4:臆病なヴァンパイア〜Governor of the future〜
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に見せるんだよ!!」
「わかるぞ!!わかるぞ!!匙よ!!」
まあ、こうなるわな。まったくいまいち現代の男子高校生の完成に追いつけないな。はあ〜。
『どうしたのいきなり爺むさくなちゃって』
別に。ただなんというか少しもどかしくてな。
それと、またあの客人が来たようだな。
しかも。
「ん?あそこにだれかいるような……」
「フフッ…。面白い者が来たのう」
羽衣とイッセーはどうやら客人に気づいたようだな。
イッセーに関してはとんだ成長だな。まったく
まあ、とりあえず―?――――−。
「堕天使の総督はなんでここに来たんだ?木場ならここには居ないぞ?」
「「「えっ!?」」」
「気配は完全に消していたんだけどな。さすがコカビエルを倒した存在とその攻撃を軽く受け止めた羽衣狐のことだけはある。だが赤龍帝までに気配を察知されたのには驚きだな」
「気配を消しても場の空気やわずかな音。それにあんたみたいな強力な存在ならいやでも近づくのを感じるぞ。アザゼル」
俺と羽衣以外は俺の向いている方向に一斉に視線を向けそれぞれ自身の武器を構えアーシアはイッセーの後ろに隠れた。すると視線の先にある森林からアザゼルが出てきた。
「お、おい!!シン。アザゼルってあの堕天使の…」
「ああ、その通りだが」
「なんで羽衣とお前は警戒しないんだよ!!」
「別に警戒の必要はないだろう?敵意もないしのう」
「同じく」
とうのアザゼルは笑っている。
「やる気はねえよ。ほら、戦闘態勢を解けって。そこの奴と羽衣狐以外を除いて俺に勝てる奴がいないのは普通にわかるよな。まあそこの赤龍帝なら手負いまでには追い込むことはできるだろうが」
どうやら俺を除いて他の奴らの実力を数秒で見抜くとは。堕天使の幹部は伊達じゃないってことか。
「ま、それに今回はお前さんと赤龍帝にお詫びに来たんだよ。まあ聖魔剣使いに会えないのは残念だがな。すまなかったなうちのヴァーリが勝手に接触して」
「いえ、”今回は”何もなかったので大丈夫だ。だが一つ忠告だアザゼル」
「ん…なんだ?」
「あいつは危険だ」
「…………」
そう、奴はある意味危険だ。しかもおそらく近い将来おそらく俺たちに対してよろしくない行動をしてくるのはほぼ100%に近いだろう。
「ご忠告ありがとさん。じゃあ俺は帰るわ」
まったく人騒がせな堕天使の総督だな。
「それと会談の件、考えといてくれや。ぜひ出席してくれることを祈るぜ」
「考えておく」
そしてアザゼルは森の奥へと消えていった。
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