暁 〜小説投稿サイト〜
ハイスクールD×D 異界黙示録の機晶神
第四章:停止教室のヴァンパイア/転螺拳の火在輪
Change4:臆病なヴァンパイア〜Governor of the future〜
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ては言動や容姿は女性だが、体格をよく見れば身長に相応の女性特有の変化がない。それに体格が若干男よりだ。

でも、部屋に引きこもる性格の奴が何故女装をしているのだろうか?見せる相手がいないのに。

「なんで、引きこもりが女装してるんだよッ??」

俺が質問しようとしたらイッセーが先に質問してくれた。

「だ、だって女の子の服の方が可愛いんだもんッ!」

「もん、とかいうなぁぁぁ??」

そして、女性らしい返答にイッセーはまた嘆いていた。

男子高校生って色々大変だと思った。

そして…。

「人の夢と書いて儚いんだよな」

「シン??小猫ちゃんみたいなこと言わないで!」

「そうですシン先輩。それは私が言うセリフですから盗らないで下さい」

「お、おう…」

俺ってもしかして余計なことしたのか?

『まあ、小猫ちゃんの役割を奪ったのは事実ね』

そうなのか…よくわからんな色々と。

「まあ、とりあえず改めて紹介するわ。この子の名前はギャスパー・ヴラディ。アーシアと同じ私のもう一人の『僧侶』よ。そして、元人間と吸血鬼のハーフなの」

「「吸血鬼??」」

吸血鬼か。いや確か人間とのハーフだから、確かデイウォーカーと言ったか?

そしてもう一人の『僧侶』ギャスパーの口元に小さな八重歯が小さくきらめいた。




ー◯●●●●●◯ー




「外に出るのは嫌ですー??」

「はあ、困ったわね」

あれから数分経ったがギャスパーはリアス部長と朱乃さんの説得を聴いても部屋から一方的に出ようとしなかった。

正直二人は優しく説得しているのに当の本人は出たくないの一言。正直ここまで重症の引きこもりは見たことはない。

とりあえず訳を聞いてみるしかない。

「確かギャスパーとかいったな、そんなに自分の部屋から出たくないのか?」

「そ、そうですぅぅぅ…。あ、あのすみません貴方は……」

「おっと自己紹介がまだだったな。俺の名前は神無月シン。今の所はリアス部長の協力者をしている。以後お見知り置きを」

「同じく妾もリアス部長の協力者、羽衣九狐じゃよろしゅうな」

そしてイッセー達も自己紹介を済ませる。

「話が逸れたが、何故お前は頑なに外に出ようとしたんだ?もう出で良いと許可は下りたんだぞ」

「魔王様の許可が下りても嫌ですぅぅぅぅ??お外怖いですぅ??それに僕が外に出れば皆さんに迷惑が掛かるですぅぅ??」

迷惑?もしかしてリアス部長が言っていた危険な能力の事か……?

俺がさっきの発言の意味を考えているとイッセーが前に出てきた。

「男のくせに何駄々こねているんだよ??ほら部長達が言っているんだ、部屋から出るぞ!」


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