第四章:停止教室のヴァンパイア/転螺拳の火在輪
Change4:臆病なヴァンパイア〜Governor of the future〜
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うか?
俺がそんなことを考えているとリアス部長が扉を開ける。
「イヤァァァァァアアアアアアッ!!」
リアスが扉を開けた瞬間まるで恐ろしい物を見たかの様な女性の様な叫びが聞こえた。
イッセー、アーシア、ゼノヴィアが驚いていた。
だが木場と小猫はまるでいつもの光景を見ているような表情で、リアス部長と朱乃さんはまるでいつもの反応に呆れているようにため息をつき例の部屋に入っていった。
どうやら部屋の住人は少々難があるようだな。
『ごきげんよう。元気そうで良かったわ』
『な、な、何事なんですかぁぁぁ!?』
部屋からリアス部長たちと例の『僧侶』の会話が聞こえてきた。
正直普通に突っ込ませて貰えば、こちらが何事と言いたい。
何で扉を開けた位で狼狽するんだ?
俺の知り合いも少し状況と境遇が違ったが?。
『ようやく出所か、迎えるのが遅えんだよ。調子のってるのか?あ"?』
なんて言っていたからな。
『あらあら。もう封印が解けたのですよ? もう自由にお外に出られるのです。さぁ、私達と一緒にここを出て新しい仲間に挨拶でもしましょう?』
朱乃さんが今の状況を簡単に説明して叫び声の主をなだめようとしている。
『いやですぅぅぅ!ここがいいですぅぅぅ!別に僕なんて会わない方がいいんですぅ!!お外怖いです!!!』
おいおい?。
優しく教えてもらっているのに部屋から一歩も出ないとは。
これは俗に言う重度の引きこもりとコミュ障ってやつだな。
とりあえず声の主、もといリアス部長のもう一人の眷属の『僧侶』が気になった俺は部屋に入り中の様子を見てみると、一般の女子高校生のような部屋で所々フリルの装飾がされていた。
しかし部屋は薄暗く、さらに部屋の中央に棺桶があった。
もしかしてリアス部長のもう一人の『僧侶』は俗にいう吸血鬼なのか?
そしてリアス部長達がいるところに視線を移すと、そこには金髪で赤い双眸の小柄な女性だった。
だが、あくまで見た目だけだ。
「リアス部長。今リアス部長の目の前にいる人物がもう一人の『僧侶』で見た目は一見女性ですが、実際は男性ですよね」
「あら、流石シンね。そうよこの子がアーシアに続くもう一人の私の『僧侶』よ。そして見た目は完全に女性だけど実際は男の子よ」
リアス部長の説明に驚くアーシアとゼノヴィア。だがイッセーは何故か涙を流していた。
「チクショウ・・・てっきりアーシアとのダブル金髪美少女かと思っていたのに・・・」
どうやら一番衝撃を受けたのはイッセーのようだ。まあ、イッセーの性格上これが正当な反応か。
俺は見ただけですぐに目の前の『僧侶』が男だとわかった。
まあ、理由とし
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