第8話 人間とエルフ
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俺達が戻るとそこには頭にターバンを巻いた小太りの男がいた
「先程も言った通り渡すことは出来ません」
「いいじゃないですか杖ぐらい」
恐らく格好からするに商人だということが分かる。こいつだけ原作に忠実だな(原作って言ってもこんな性格かわからんけど)
「あれは人間達が使えるような代物じゃないのです。諦めてお引取りを」
「そ、そんな…」
「杖ぐらい見せるだけなんだから別にいいじゃない」
チョコが二人の横を割って入って言った。
おまえなに余計なこと言ってんだよ
「この人たちの言う通りですよ!ほんの先っちょだけ…先っちょだけでもいいですから見せてくださいオナシャス!」
危ない言い回しだなおい…
「そこまで言われますと…そうですね…ではここから南にある洞窟で私の娘であるアンとゆめみるルビーを連れ戻してくだされば考えてやりましょう」
意志弱いなおい!?
「ほらささっといくわよ」
えっ俺も同行しなきゃダメなの!?
「当たり前でしょ、私達のリーダーなんだから」
「そうですよ。なんたってオルテガの息子なんですから」
「そうそう、ほんと憧れちゃう」
こいつら都合いい時だけ俺のことを…
「さぁさぁ商人さん、早く南の洞窟に行きましょう」
「ありがとうございます皆さん、なんとお礼を言ったらいいか」
「同じ旅人じゃねぇかお礼なんて水臭いぞ」
くそぉ…こいつら…
こうして俺たち5人は南の洞窟に向かうのであった。
パーティは4人までじゃないのかって?気にしたら負けだ
5人のためか道中全滅もせずに洞窟の奥まで進むことが出来た。
もちろん俺と商人のインスタはやくそうや回復呪文に専念
残りの3人は敵に攻撃、バランスがとてもいい(突っ込んだら負け)
それにしてもアイスの奴チョコと負けず劣らず力が強いな、もしかしてロマリア行きの洞窟の壁を壊したのってこいつじゃ…
「あ、それ私ですよ。邪魔なので壊しちゃいました」
こいつらいたらもうバラモスボッコボコにできるな
「ん?あそこに誰かいないか?」
「本当ね、誰かいるわね」
奥を見ると若い男と女がいることに気づく、あれ?なぜか嫌な予感がするのは気のせいだろうか?
「あれはきっと自殺する一歩手前ですよ!アルスさん早く説得してきて下さい!」
やっぱりな、でもここは俺よりまるで聖母みたいな瞳をしているチョコさんかアイスさんの方が…
「何言ってんのよ。ほら勇者なんだから早く行ってきなさいよ」
行かなきゃ殴られそうな目で見られたので仕方なく行くことにした
勇者である俺の扱い酷くない?
「誰ですか?こんな所に来るなんて女王様の差し金でしょ?」
やっぱバ
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