第16話
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から、私達の怠慢によってユミルが襲撃された”お詫び”としてアルフィン皇女をシュバルツァー家の跡継ぎであるリィンさんに嫁がせる事にしたのです。」
「リィンお兄さんとエリゼお姉さんの両親は当然として、リィンお兄さんやエリゼお姉さんも両親の意志を組んで強制的に嫁がされてきたアルフィン皇女を大切にするでしょう?どうせアルフィン皇女の処罰の件でもお人好しなリベール王国あたりが口出しして来る可能性が高いでしょうから、アルフィン皇女を大切に扱う可能性が高いシュバルツァー家にアルフィン皇女を嫁がせた方がリベールを含めたアルフィン皇女の件で文句を言ってくる勢力も納得せざるを得ないでしょう?その理由もあって、アルフィン皇女の嫁ぎ先はシュバルツァー家の跡継ぎであるリィンお兄さんが適任なのよ♪」
不思議そうな表情で首を傾げているリィンにリウイとイリーナがそれぞれ説明し、二人の説明に続くようにレンが小悪魔な笑みを浮かべて二人の説明を補足した。
「それは…………」
リウイ達の説明を聞いたリィンは複雑そうな表情で黙り込んでいたが
「リウイ達が先程説明したようにアルフィン皇女の処罰の件は常識的に考えて相当軽くしている。これ以上の軽減は無理がある事はお主もわかっているじゃろう?」
「……はい。」
リフィアに問いかけると静かな表情で頷いた。
「それでリィンさん。最後の望みであるアルフィン皇女の処罰の軽減の件についてはどうしますか?既にアルフィン皇女の処罰は限界まで軽減されていますから、わざわざ最後の望みをアルフィン皇女の為に使う必要はないと思うのですが……」
「……………でしたら、名目上はアルフィン皇女殿下が俺に嫁いだ事にし、その後エレボニア帝国が望むのならばエレボニア帝国が開く社交界の場にアルフィン皇女殿下個人の参加を許す事とアルフィン皇女殿下自身が心を寄せる男性が現れ、その男性と両想いになった場合、俺との関係を破断にしてその者に嫁いでもメンフィル帝国は黙認するという事にして頂けないでしょうか?」
プリネの確認の言葉に対して少しの間考え来んで答えを出したリィンはリウイ達を見つめて答えた。
「えっと……それってどういう事なのですか?」
「うふふ、要するにリィンお兄さんはアルフィン皇女に一切手を出さない仮面夫婦の関係になって、アルフィン皇女が浮気した際は後腐れなく離婚する事をメンフィル帝国に黙認して欲しいって事よ♪」
困惑の表情をしているツーヤの疑問にレンはからかいの表情で答え、レンの露骨な言い方にその場にいる全員は大量の冷や汗をかいて表情を引き攣らせた。
「レン、貴女ね……」
「普通、そういう事は遠回しな言い方をするべきよ………」
プリネとペテレーネはそれぞれ呆れた表情で溜息を吐いてレンを
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