第16話
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フィルに対する不満をある程度抑える事ができるだろうからな。」
「そして肝心のアルフィン皇女が嫁ぐ相手ですが…………リィンさん、貴方自身です。」
「……………………へ。」
リウイに続くように苦笑しながら答えたイリーナの答えを聞いたリィンは一瞬の間石化したかのように固まった後呆けた声を出し
「ええええええええええええええっ!?」
やがて我に返ると驚きの表情で声を上げた。
(アハハハハハハッ!私達の期待を裏切らない展開になるとは、さすがはご主人様ね♪)
(ふふふ、やはり私達の期待通りの展開になっていましたね。)
(この調子ですと、リィン様が引き取ろうとしているアルティナさんという方も私達やエリゼ様達と”同じ”になってしまうかもしれませんわね………)
(最終的には一体何人になるのでしょうね………)
一方リィン達の様子を見守っていたベルフェゴールは腹を抱えて笑い、リザイラは静かな笑みを浮かべ、メサイアとアイドスは苦笑していた。
「リ、リィンさんがアルフィン皇女殿下の将来の伴侶に………」
「ハハハハハッ!本物の皇女をハーレムの一員にするなんてやるじゃねぇか、リィン!」
ステラは信じられない表情でリィンを見つめ、フォルデは腹を抱えて笑った後からかいの表情でリィンを見つめ
「ア、アハハ………わたくしもエリゼお姉様から教えて貰った時は本当に驚きましたわ………」
「ハア………後何人増やすつもりなのですか、兄様……」
セレーネは苦笑しながらリィンを見つめ、エリゼは溜息を吐いた後ジト目でリィンを見つめた。
「な、ななななな、何故アルフィン殿下の相手に俺が選ばれたのですか……!?」
「アハハ………年齢が釣り合っている事やリィンさんの将来の件等色々と理由がありますけど、一番の理由は今回の戦争勃発の原因になってしまったユミル……いえ、”シュバルツァー家”に対するメンフィル帝国の”お詫び”です。」
混乱している様子のリィンの質問にプリネは苦笑しながら答えた。
「へ……俺達”シュバルツァー家”に対する”お詫び”……ですか?」
「……エレボニアの内戦が勃発した際、エレボニアの内戦にメンフィル帝国領……いや、辺境であるユミルは巻き込まれないと高をくくり、ユミルが襲撃されるまでユミル防衛の為の臨時の派遣兵の一人も送らなかったからな。その”詫び”になる。」
「アルフィン皇女を匿えばユミルが貴族連合軍の手の者に襲撃される危険性がある事がわかっていてもなお、”シュバルツァー家”はアルフィン皇女を匿いました。その件を考えるとシュバルツァー家は今回の戦争勃発の原因になってしまったアルフィン皇女がどのような処罰をメンフィル帝国に要求されるか心配していたと思われていました
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