長芋でスタミナを・その2
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細かく千切るか刻んでおくように。
豚小間の大きい塊を千切って小さくしてから、醤油、味醂、酒、おろし生姜、片栗粉で下味を付けながら衣をまぶしていく。ある程度混ざった所で長芋と大葉を加えて混ぜ、全体を纏めていく。上手く纏まらない時にはつなぎの片栗粉を適宜追加して様子を見よう。
全体が混ざって纏まったら、食べやすい大きさになるように当分して丸める。この時に角切りにした長芋が混じると拳骨みたいだったから拳骨揚げって名付けたんだけどな。
後は中温に熱した油で揚げ、狐色になったら完成。
「ハイよ、『豚と長芋の拳骨揚げ』だ。多分日本酒よりもビールがオススメだぜ」
いそいそと受け取った阿武隈は、その武骨な拳骨を1つ摘まんで齧りついた。ザクザクというハードな歯応えと長芋のホクホクとした食感。そこに染み出してくる豚の旨味と、衣の生姜醤油の塩気。
「うん、これはビールですね。提督、大ジョッキ!」
「おいおい、随分飲むなぁ。大丈夫か?」
「うん、へーきへーき!」
ホントかよ。なんか物凄く解りやすいフラグが立った気がするぞ、今。
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