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風魔の小次郎 風魔血風録
55部分:第六話 霧の中でその二
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しろ」
「おい、まだ出番なしかよ」
「御前が潜入工作が駄目なのはサッカーの時でよくわかった」
 その時のことを思い出して悔やむことしきりなのだった。
「だからだ。裏方でやれ」
「一応出番はあるのかよ」
「今度の誠士館の相手は誰だ?」
「確か雷電と闇鬼だ」
「手強いな。全員出てくれるか」
「今動ける奴全員かよ」
「そうだ」
 小次郎の問いにはっきりと答える。正面を見ながら。
「それで頼めるか」
「ああ、竜魔の兄ちゃんに話しておくぜ」
「頼む。それで林彪は大丈夫なんだな」
「暫く動けねえが一応はな」
 こう蘭子に述べた。
「無事さ。項羽もな」
「それは何よりだ」
「麗羅も戻ったぜ」
 このことも話す。
「一応屋敷には里で傷をなおしている項羽以外は全員いるさ」
「では林彪には家の者を誰かつけておこう」
「悪いな」
「早く完治すればいいがな」
「ああ、それはすぐだからよ」
「すぐか」
「俺達忍は傷の回復が滅茶苦茶早いんだよ」
 小次郎は笑って蘭子にそのことを話す。

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