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墨村、雪村の後継者、ブラック本丸に参る!
一話

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_遥side



とつぜんあらわれた狐に父さん、母さんはまじめな顔をして話をする。


何でも、さにわ?っていうものになれば、さっき知り合った宙心丸がいられる居場所をくれるらしい。



でも、それには私も必要で、私は、父さんや母さんと会えなくなる・・・かもしれないらしい。




「ではあなた方は、このまま現代が400年前と同じことになりますでしょうが、よろしいのですか?」

「「っ!!」」


『遥行ってもいいよ〜?』


「本当です「ダメだっ!!!!」・・・。」



「もう・・・もう、「分かりました。」時音!?」


「せめて、一年に数回の面会を許可する、というのと、
一か月後からというのが条件になります。」



「政府の方で問い合わせてみます!!」


そういうとすばやく狐は去って行った。




「なんで承諾したんだよ!!?」


「確かに、この子を危険には晒せない。

でも、それ以上に宙心丸を放っておけないでしょう!?」



「遥もそれでいいのか!?」


『うん』


「どうして・・」




『結界師っていうお仕事が大変なのは分かった。

でもね、それ以上にお友達を放っては置けない。』




宙心丸を一人にはできない

それに、母さんが誇りに思ってたって言ってた”結界師”っていう仕事に単純に興味があった。




そのことを伝えると、父さんはしぶしぶ納得してくれた。






寂しいのは遥だけじゃないそう思えば幾分かましに思えた。








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