学園長の思惑
[8]前話 前書き
「それはだな、」
「ちょっと待て。そこからは私が話そう。」
「学園長?」
この人が学園長か。・・・いや待てよ?入学式で話した学園長と違う!あのときは確か男だったはずだ。しか
し、俺たちの前に立っている学園長は女だ。どういうことだ?
「驚いているようだな。たしかにあの入学式で話したのは私だ。男に見えていたのは魔法式を展開していたからだ」
は?この人は何をいっているんだ?魔法式?
「魔法式。私たち私立先魁学園の生徒、教師が使える特別な力だ。お前達も夏ごろに使えるようになってもらう」
「・・・・・・。」
「それでは本題に入ろうか。今回のテストはお前達新入生がいきなりの難問に立ち会ったときどう対応するかという確認のためのテストだった。新入生の9割が焦るか、諦めるかという結果だった」
「それが俺たちの今後になんの影響をもたらすというんですか?」
「この結果がお前達のランクに影響していくのだ。」
・・はあ?ランク?・・・ダメだ。この人のはなしについていけない。
「まあ、今回のテストの点数、順位は関係ないが対応力で何かが決まると思っていてくれ」
「・・・・・わかりました。」
「では失礼する。」
そうやってこの学園の真実がだんだんと明かされていくのだった。
(第5章 完)
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