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ソードアート・オンライン 〜槍剣使いの能力共有〜《修正版》
SAO編ーアインクラッドー
02.槍剣士とビーター
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うにも見えた。しかし本質は違うと一瞬で見抜けた。
だからこそシュウはまた一歩も動けなくなった。まるで誰かが地面から動けないように引張ているようだった。仮に引張ている人物がいるとするならばその正体など考えるまでもなくわかった。
「そうだ。俺はビーターだ。これからは元βごときと一緒にしないでくれ」
キリトは先ほどの
LA
(
ラストアタック
)
ボーナスで手に入れた黒色のコートをオブジェクト化し、身にまとう。
その姿は、《黒の剣士》。かつてのβテスト時代の衣装と被っている気がした。
キリトはそのまま第二層へと続く階段へと向かって行く。その後ろをアスナが追っていく。
シュウは依然として動けないまま、元βテスターであることも打ち明けられないままこの場に被害者ズラをして立っている。
そんな自分がどうしようもなく嫌いだった。
「……キリト」
彼の名は刹那のうちに宙へと四散し、もう残響さえも聞こえない。
そんな後味の悪い気持ちの中で約一万人の命を閉じ込めた鉄の檻は、終わりへと動き出したのだった。
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