第七話 プラウダ戦を見ます! その2
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腹が空いて眠かったからですよ」
「なるほど、それでは仕方がありませんね」
ノンナの答えにアンナは納得したように頷いた。
そして聞いた。
「ところでもう食べたんですか?」
「これからですよ。………食べたいんですか?」
「ノンナ姉が作った料理を食べれば私の怒りは収まります!」
アンナが笑いながらそんなことを言ったので、ノンナは大きくため息を吐いた。
「わかりました。じゃあ作るの手伝ってください。あとカチューシャに謝ることこれが条件です」
「わかりました!謝ってきます!!!」
そう言うと生き良いよく民家のドアに突っ込み、ドアを破壊したのも気にせずスライディングしながら土下座した。
その土下座を見て呆然とするカチューシャと思わず頭を抱えていたノンナが居た。
アンナは笑っていたが……
観客席にて
「大洗、ピンチだね……なんだかいい気分になってきた」
「でも姐さん、三時間どうします?暇っすよ?」
「う〜ん……何かやりたい人いる?」
千冬たちはこの暇になった三時間をどうするか話し合っていた。
「やっぱ雪合戦でしょ!さっきの続きしよ!」
「何か食べ物でも買ってきますか?小腹も空いてきましたし」
「それなら私が行くよ〜」
「靖香に行かせるな!絶対に行かせるな!」
色んな意見が飛び交う中、千冬の隣に多代が来て言った。
「あたい、ちょっと用事があるんだけど…行っていいかい?」
「用事?………人に会いに行くの?」
「!?………なんでわかった?」
「ん〜〜勘かな?何となくそう思っただけ。うん行って来ていいよ!気を付けてね!」
「うん……行ってくる」
そう言って多代は知人のいるところへ向かって行った。
「ちょっとトイレに行ってくるわ」
「いってらっしゃ〜い」
多代が知人のところへ向かって少し経った後、莉乃がトイレへ向かった。
「………」
しかし莉乃はトイレには向かわず一人の少女の跡を付けていった。
別の位置の観客席にて
二人の女性が並んで座っていた。一人の女性は長く美しい髪で上下黒のスーツに身を着ており、もう一人の女性……少女は、黒森峰の制服を身に纏っていた。
そして長髪の女性が立ち上がり言った。
「帰るわ。こんな試合を見るのは時間の無駄よ」
「待ってください」
少女が引き留めるように言った。
「まほ……?」
まほと呼ばれた少女は長髪の女性を向かって言った。
「まだ試合は、終わってません」
まほは、長髪の女性……西住しほの目を見ながら言った。
「そ〜だよ。試合はまだ終わってないよ〜しほちゃん」
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