ガンダムW
1674話
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ムグレイブに、そして背後にビームで攻撃出来るようになり……こちらも全体的に性能が上がっていた。
うん、やっぱり俺の知ってる原作とそう違いはないらしい。
その事に安堵すればいいのか、それともハワードが加わったのに何も変化がなかったと嘆けばいいのかを迷っていたが……次の瞬間、映像モニタに映し出されたその映像に大きく目を見開く事になる。
「これは……」
「ふふん。こちらはどうやらアクセルにとっても十分驚かせることが出来たようじゃな」
自慢気なハワードの言葉。
当然だろう。……何故なら、映像モニタに映し出されていたのは、ウイングゼロの設計データだったのだから。
それも、TV版と劇場版の両方を組み合わせた……俺が頼んでいた代物。
本物の鳥の翼のように見えるのが特徴の、劇場版ウイングゼロがシールドを持っている。
勿論見た目で分かる大きな変化はそのくらいだが、実際には他にも色々と手が加わっているのだろう事は容易に想像出来た。
「お主の要望通り、2つの仕様を組み合わせた設計となっておる。正直なところ、最初はこちらの仕様にシールドを持たせればいいだけかとも思ったんじゃが……」
ああ、やっぱりそういう考えはあったのか。
けどこう言うって事は、結局そうならなかったのだろう。
もしシールドを持たせるだけであれば、ここまで時間が掛かる筈がなかったのだから。
「やっぱり大きかったのは、バード形態への変形機構か?」
「うむ。正直なところ、ここまで手こずるとは思わなんだ。なぁ?」
そう告げるハワードの言葉に、他の3人の科学者達はそれぞれの態度で応える。
特にプロフェッサーGは面白くなさそうな顔をしていたのを思えば、言葉通り相当苦戦したのだろう。
まぁ、変形機構を持っているMSというんのは、それ程多いわけじゃない。
トラゴスやエアリーズ、パイシーズはそれぞれ変形が可能だが、それでも足を折りたたんだりといった風な簡易的な変形でしかない。
それに比べると、ウイングゼロの変形はかなり機体を動かす事になる。
その辺りに時間が掛かったのは……まぁ、仕方のない事なんだろう。
それでも短時間で出来たのは、それこそウイングゼロの設計に関わっていたからその辺りのシステムにも詳しかったからか。
ドクターJがいれば、ウイングガンダムの設計の経験からもう少しは時間が掛からなかったと思うんだが。
ともあれ、デスサイズヘル、アルトロンガンダムに続いてウイングゼロの説明を聞き終わる。
……何だかデュオと五飛がどこか呆れたような視線を俺に向けているようにも見えたが、それはきっと気のせいだろう。
「そんな訳で、現在この3機を設計している訳じゃ。……正確にはデュオと五飛の機体は新規設計という訳ではなく、今ある
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