ガンダムW
1674話
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」
「ああ、勿論だ」
「ふーん……なら、まぁ、いいけど。ただ、サリィにとっても、ピースミリオンは色々と特殊な艦らしくて、ある程度は調整する必要があるみたいね」
「だろうな」
ピースミリオンは、ピースミリオン級という形式になってはいるが……他にピースミリオン級がある訳でもなし、結局のところオンリーワンの艦だ。
そしてサリィから指揮の方法を習うとしても、ピースミリオンを指揮したりとかは出来ない。
つまり、凛はピースミリオンを指揮する方法を完全にゼロから……って訳じゃないが、かなりのところを独学で慣れていく必要がある。
「それも結構面白いから、いいんだけどね」
「喜んでくれて何よりだよ」
何気にやる気を見せている凛に、安堵の息を吐き……次の瞬間、部屋の通信機が着信を知らせる。
何だ? 特に何か連絡があるとは聞いてない。だとすれば、何か起きたのは間違いないだろうが……
そんな風に思いながら、通信機のスイッチを入れる。
『出来たぞ!』
瞬間、映像モニタに映し出されたのは、喜色満面といった様子のハワードの姿だった。
興奮のあまりか、いつもつけているサングラスが外れかけているのも気にした様子がない。
「……出来た? もしかして……」
『うむ。シェンロンガンダムの改修型と、デスサイズの改修型じゃ』
「へぇ。……随分と一気に進んだな」
少し前までは何だかんだと苦戦していた。
いや、苦戦と言うよりは単純に人手不足だったという方が正しい。
であれば、やっぱりドクトルSやハワードといった面子の追加はかなり戦力になったのだろう。
ドクトルSがこっちに合流するのは予想外だったが、いい意味で予想外だったな。
「分かった。なら、早速そっちの部屋に行くから、そこで話を聞かせてくれ。五飛とデュオは?」
『これから連絡をする。……ふむ、そうじゃな。なら1人ずつに話をするのも面倒じゃし、纏めてこの部屋で説明をしよう。それで構わんか?』
「ああ。俺はこれからそっちに向かうから、五飛とデュオにはそっちで連絡を頼む」
『うむ、任せろ』
その一言と共に通信が切れる。
「って訳で、俺はちょっと開発室の方に行くけど……凛はどうする?」
「私はいいわ。MSとかを見ても、何も分からないし。それに、興奮に水を差すの悪いでしょ?」
綾子なら元々ゲームが好きだったという事もあって、新型MS――正確には改修型だが――ともなれば、喜ぶんだろう。
だが、凛の場合はゲームとかをやったりはしていなかった。
元々そういうのに殆ど興味がないというのもあるんだろうが。
なら、ここで無理に連れて行っても、それこそ凛が言う通り水を差すだけだろう。
艦長として、ある程度機体の性能は理解して貰う必要
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