ガンダムW
1673話
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比べる対象が悪いってだけで、ヒルデは別にMSを操縦する才能がないって訳じゃないと思う。
そもそもの話、原作のヒルデは最初OZのMSパイロットだったのだ。
それもただのパイロットではなく、象徴的な存在……というのはちょっと言い過ぎかもしれなないが、ヒルデのいたコロニーの代表的な存在だったのは間違いない。
だからこそOZから特別扱いされていたし、デュオがリーオーを盗んだ時にもすぐにMSで出撃した。
そう考えれば、ヒルデにMS操縦技術の才能がないという選択肢は最初からない。
ただ……それはあくまでも一般的なパイロットの技量としての話であって、それこそガンダムのパイロット級というのには及ばないのだろう。
「けど、前線で戦うんじゃなくて、ピースミリオンの防衛という事なら、多分私でも出来ると思うんだ」
「だろうな」
その言葉に、頷きを返す。
ピースミリオンの前方には、俺を含めたMS部隊がいる。
その中を、それこそ無傷で通り抜けるというのは、ちょっと難しいだろう。
それに、ピースミリオンにはそこまで威力が高い訳ではないが、それでも多くのビーム砲がある。
それを考えれば、防衛のMSの出番が出てくるか……というのはちょっと微妙だろう。
それこそ、本当に念の為とかそういう感じなのだから。
「ね、だから大丈夫。それに……もしかしたら、私の腕が上がって、デュオよりも強くなるかもしれないわよ? そうなったらデスサイズは私が乗ろうかな」
「……ふんっ、そう簡単に追いつかれたりはさせねえよ。そもそも、俺だって訓練をして操縦技術は上がってるんだからな」
ヒルデの言葉に、デュオも取りあえず納得したのか笑みを浮かべてそう告げるのだった。
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