ガンダムW
1673話
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知っての通り、現在俺はプロフェッサーG達に新型機の設計を頼んでいる」
「知ってるよ。何でもヒイロの機体と似てる機体なんだよな」
「そうだな。ただ、正確には全てのガンダムのベースとなった機体だ。そういう意味では、デスサイズの祖先と言い換える事も出来る。……ガンダム01が一番その血筋が濃いのは事実だが」
「俺の相棒も? ……ふーん。ま、いいや。で? 話の続きは?」
デュオに続けて俺もハンバーガーを食べ終わり、水で口の中をさっぱりとさせる。
コーヒーはあるんだけど、紅茶がないんだよな。
……ピースミリオンを設計するように命じた連合軍の将軍って、コーヒー派だったのか? それとも、単純にプロフェッサーGやハワードがコーヒー派なのか。
まぁ、いい。取りあえずD-120コロニーに戻ったら、缶紅茶の自販機でも入れるように頼んでみよう。
今回のパトロールは、実際にピースミリオンに乗ってみて何か不満があるのかどうかを調べるという意味も含まれてるんだし。
そんな事を思いながら、改めて俺はデュオを見ながら口を開く。
「それで、だ。そうなれば当然俺がその機体……ウイングゼロに乗り換える事になって、トールギスが空く。そのトールギスを放っておくのは戦力的に勿体ないので、綾子が乗る事になる。で、そうなるとトーラスが空く訳だが……」
「ヒルデ、か」
「……ああ。前に何度かそれらしい話はしたと思うけど、今回は正式な要請となる」
「で? 何でそれでヒルデじゃなくて俺に話すんだよ?」
椅子の背もたれに体重を預けながら尋ねるデュオだったが、こっちを見る目は鋭い。
「ヒルデとの関係を考えると、前もってデュオに話を通しておいた方がいいと思ってな。ああ、それと安心しろ……って訳にはいかないかもしれないが、ヒルデにはトーラスに乗って貰うと思うけど、基本的にピースミリオンの護衛に専念して貰うつもりだ。ピースミリオンは基本後方に配置する事になると思うけど、いざという時の戦力は必要だろ?」
そう告げると、若干……本当に少しだが、デュオの視線が柔らかくなる。
……ふぅ。取りあえずいらない揉め事の種は取り除けたか。
「ふーん……ま、俺は別にどっちでもいいけど? ただ、MSに乗るかどうかは、あくまでも本人に決めさせた方がいいと思うぞ」
それは提案という名の警告。
もし無理にヒルデをトーラスに乗せるような事になった場合、デュオがどう出るのかを言葉ではなく態度で現していた。
だが、それを分かっていても尚、俺は動揺しないし、当然それも表には出さない。
何故なら、知っているからだ。
ヒルデがMSのシミュレータに乗って訓練しているのを。
ヒルデの性格が原作通りならば、ヒルデは自分の恋人……もしくはまだそこまでの仲になっていな
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