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〜異世界BETA大戦〜 Muv-Luv Alternative Cross Over Aubird Force
閑話 勇者タケシ異世界冒険譚(入江剛少尉の大冒険)
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い込み、圧倒的な力を持つ“勇者”として邪悪なるものを退けて、この地を平穏に導く事があるのですが、あなたはその中でも特に能力が高いです。』
何故かはわからないが、神様がそう言うのだから本当にそうなんだろうな、と入江は素直にそう思う。
あれ?でもそうすると僕もその邪悪なるものと戦う事になるのだろうか・・・・。
『ええ、実は本来その必要はなかったのですが、今から数年前に現れた邪悪なるものは今までの個体よりもはるかに強く、この世界の英雄はなすすべもなく敗れました。そしてその直後にあなたと同じく異世界から来た勇者が戦ったのですが、結果は相討ち・・・・というよりも邪悪なるものに致命的な被害を与えましたが、その時に勇者は戦死しました・・・。』メリル神は悲愴な表情でうつむいてしまった。
「ええ?!その・・・勇者でも止めを刺せなかったのだから、自分でも無理なのではありませんか??」
『・・・いいえ、今のあなたは既に、何か月もの修行の後にレベルアップした先代勇者達よりもはるかに強いのです・・・ですから、おそらく勝てるでしょう。』
入江は正義を成すことについての疑義は全くなかった。
だが、今の彼にとって一番の気にかかる問題は、元の世界へ帰れるか、もしくは同僚たちが飛ばされたという別世界へ渡ることが出来るのか・・・・であった。
『それについては、今は出来ない、としか申し上げられませんが、邪悪なるものを討つとわずかに空間に歪みが生じます。ただ、今までの邪悪なるものの歪みでは人一人がやっと入るような空間の歪みがほんの数分現れる程度ですが、今回の邪悪なるものは強大ですので、その歪みの力も相当なものだと思います。実は過去にその歪みに勇者が入って行って元の世界に帰還できた人もいますので、そこに望みがあるかと思います。』
「そうなんですね・・・・では僕が戦ってその邪悪なるものを倒さないことには話が始まらないと?」
『はい。ただ空間の歪みについては100%元の世界へ帰れるという保証はなく、あくまでも可能性がある、とだけお伝えしておきます。』
「わかりました!とにかく可能性があるのなら、今の状況ではそれに賭けない手はありませんから、そうします!」
『ありがとう、タケシさん!そうしたらまずはこの収納バッグをお渡ししておきます。このバッグは無限に収納が出来る空間魔法の応用で作られています。とりあえず必要最低限の装備、そしてポーションやお金を入れておきますので活用してください。』
「はい、ありがとうございます。」無限に収納出来るってむちゃくちゃなパフォーマンスだなぁ・・・・後で色々確認しなくちゃ。
『あと、この世界での生活についてですが、普通タケシさんのように力のある方の場合は冒険者ギルドというところに所属をして色々な依頼を受けてその報酬で生活しています。』
「冒険者ギルド
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