暁 〜小説投稿サイト〜
墨村、雪村の後継者、ブラック本丸に参る!
プロローグ

[2]次話

_良守side


俺達が結界師を辞めてから早くも20年ぐらい経つ。

今でも、骨はないけど作った母さんの墓参りに行っている。


あの後でアピールしまくって無事に嫁さんになった時音と、

一人娘の遥を連れて。








『ねぇ、父さん、アレ、何?』

遥が指を指した方向には、四角の……



「け、結界!!!?」

そう、俺が昔作った城下町がせり上がってきていた。


「どうして!それに、私たちに方印は現れて……」



もしかして……

「遥、お前、前から手にあざとかなかったか?」

そう、可能性があるとすれば俺達の"娘"

『これのことー?最近ね、四角い箱も作れるようになったの〜
で、蔵漁ってたら巻物いっぱい出てきたから

片っ端から読んでたらー、なんと、新しいお友達まで出来たのです!』

そういって、遥は無双状態、いや、極限無想に辿り着き、

ついには管理者まで呼び出してしまった。



『この子ね、前に蒼ちゃんがくれた人形と同じ姿なの〜

名前は氷麗(つらら)なんだよー』




「管理者まで……」

遥にその力があっても、

もう一度封印するには内側が必要になる。

それに、ほかの場所だとしても土地神との交渉も必要だ

俺にはもう力はない。



母さんみたいな犠牲は出したくないのに!





その瞬間



ポンッ

「私めどもが、お手伝いいたしましょうか?」




それが、政府との出会いだった

[2]次話


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