暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
ガンダムW
1672話
[3/5]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
れって言うの!?」
「まぁ、そうなる」

 やっぱり嫌がったか。
 だが、以前エザリアをニヴルヘイムの司令官にしていたのを思えば、凛がピースミリオンの艦長になってもおかしくはないだろう。
 ……いや、おかしいか?
 そもそもエザリアはSEED世界で戦場に関わっており、前線にも出ていた。
 それに比べると、凛は……いや、純粋に戦闘の経験という意味では当時のエザリアを圧倒してはいるんだろうが。
 エザリアも、前線に出ていたといっても実際に戦闘に参加していた訳じゃないだろうし。
 それに比べると凛の場合、俺を呼び出した聖杯戦争、それが終わった後でも様々な戦いに巻き込まれ、何度も命を張ってきたのだ。
 そう考えれば、寧ろ凛の方がエザリアよりも上だろう。
 ただ心配なのは……凛の機械音痴に関してだろうな。
 一応普通に使うのは大体問題なくなっているんだが、ピースミリオンそのものを動かすとなると……いや、この場合は逆に考える方がいい。
 凛がピースミリオンの艦長になったとしても、その場合はピースミリオンを直接操作したりはせず、指示を出すだけだ。
 そう考えれば、寧ろ艦長の方がいいのではないか、と。

「アクセルも知ってるでしょ? 私は個人でならともかく、MSとか戦艦とかを使って誰かに指示して戦った事なんかないのよ?」

 それは事実だ。
 Fate世界はファンタジー……いや、舞台が日本だった事を考えれば、ファンタジーとは言わないか? でも魔術とかサーヴァントとかいるのを思えば十分にファンタジーだよな。
 ともあれ、凛が経験してきてた戦いはファンタジーが主だ。
 一応このW世界でも戦いをやってるけど、それはOZの特殊部隊を相手にした生身の戦いだったり、模擬戦として生身での戦いだったり……と、そんな具合で、MS戦闘やら何やらは見た事はあるだろうものの、実際に指揮を執ったりという経験はない。
 だが、凛の頭の良さと要領の良さ、何より猫を被っている状態での優等生ぶりがあれば、部下をとりまとめるのも普通に出来るだろう。

「俺は大丈夫だと思うけどな。何だかんだと、凛は艦長をやれると思う……というか、実際に艦長を任せられる人材は凛しかいないんだよ」
「……それは……」

 言葉に詰まる凛。
 サリィなら艦長を任されても何とかやれるだろう。
 それは間違いないが……だが、結局のところサリィは連合軍から派遣されている軍人という扱いなのだ。
 勿論サリィが俺達を裏切るような事はないと思っているが、それとこれとは話が別だろう。
 サリィが正式に連合軍からシャドウミラーに移ってくるのなら話は別だが……その可能性は今のところない。
 他にシャドウミラーのメンバーと言えばヒルデがいるが……それこそヒルデは、凛の下位互換と呼ぶに相応し
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ