なにも、いらない。
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の期待外れです的な態度は!!」
「いや気にするな、君の馬鹿さ加減を甘く見ていた僕が浅はかだったのさ」
「何勝手に期待して何勝手に落胆してんだオメーは!!」
「別に期待なんかしてないさ、おやすみ」
「おいおいなんか真面目に答えた俺が馬鹿みてえだろうが勝手に自己完結させんなっ!」
「馬鹿みたいじゃなくて馬鹿なんだよ君は」
「だってお前はもう手に入れちまってるし他に願っても手に入れられねえもんとかもうねえんだよ!だからお前のセーラー服姿って言っただけだろ!」
「……は?」
「?何だよ」
「…今君、何て言った?」
「…?お前のセーラー服姿「その前」…お前はもう手に入れちまってるし、願っても手に入れられねえもんはねえって」
…この男は、サラッと爆弾落とし過ぎだ。
「ぼ、僕がいつ君のものになったんだ!!」
「は?!付き合ってんだろ俺達!!恋人になった時点で俺のもんだよオメーは!!」
「ふ、ふざけるな!君のものになった覚えなんかない!」
「じゃあお前誰のものなんだよ言ってみろよ!」
「僕は僕自身の物に決まっ「違えよ俺のもんだ!」食い気味に否定するな!!」
だってお前はもう手に入れちまってるし他に願っても手に入れられないもんとかねえんだよ!
「じゃあお前あれか?sexの時も俺のもんじゃねえって言いてえのかよ?sexん時あんなに俺にしがみついてもっともっとってよがるじゃねえか!!」
「そ、そんな事言ってない!!///」
「いーや!言ってるぜ!!お、しがみついてよがってる事は認めやがったな?!」
「認めてない!!!」
嬉しい、だなんて思う。
黒崎にとって僕は【願っても手に入れられないもの】というカテゴリーに入っているという事。
そして、【願って手に入れた】と言い切った事。
一番の欲求の対象になっている、その事実。
「はぁ、はぁ、はぁ、、もう、、やめないか…疲れてきた…」
「はぁ、はぁ、、だったら、認めるんだよな?お前が俺のもんっつーのを…」
「…はぁ、もういいよ、わかった…仕方ないから認めてやってもいい…」
「…わかりゃいいんだよわかりゃ…」
疲れる様な言い争いの末、僕が仕方なく引いてやると満足した様にソファーに座り、僕もその隣に腰を掛けた。
「…あっ」
「…なに」
「…あった、もう一個」
「…何が」
「…一番欲しいもん」
「…なに」
その答えに、僕は驚かざるを得なかった。
「お前の人生」
「…え?」
「石田雨竜の人生=v
「…僕の人、生?」
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