第4話。変人とお金。
[2/3]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
れ?」
「アハト爺特製の迷宮結界さ。それを超えると絶対に奥に辿り着けない迷宮に入ることになるから気をつけてね。出るのにも一苦労さ。」
マジか。うーん。結界かー。よく漫画とかで魔力で結界を壊す的なのやってたから、それに習ってみるか。
よし、それじゃ得物だそう。得物。
「エス○リボ○グ〜〜」
「・・・・その名前やめない?」
「その要望は却下だ。」
ゴルフクラブケース(バットケースだと釘がつっかかる)から取り出した
釘バットの聖剣・エス○リボ○グを構え、魔力を覆い、硬化する。
「ブェー、ブェー、ブェーブェーブェー、ブェーデブェンデデデデブェーブェーブェー。バースかっ飛ばせバース!ライトへレフトへホームラン!!」
と、結界に向かってフルスイング。チートボディによって振られたその一振りは、小さな暴風と化し、城を覆う木々を薙ぎ払い。
そして結界に当る瞬間、晋吾はリストに手ごたえを感じる。
こいつは行けるで!場外や!!
的外れなことを思いながら、下半身から腰、腕、リストを連動させたそのスイングは、世界のイチローを見つけた三輪田スカウトにして
「100年に一度、いや1000年に一度の逸材」
と言わしめるのであった・・・・妄想だけど。
結果として、結界は壊れた。親父はなんか納得してない様子だったが
「過程なぞ、結果がついてくればどうでもいい。」
といったら、そうだね。と妙に納得していた。・・・・可笑しいな、詭弁のつもりだったんだけど。だれかツッコミ役が欲しいっす。
でも俺の勘が姉ちゃんはツッコミ役だと言っている。よ〜し!さらにヤル気出てきたわ!待ってろ姉ちゃん!!
side イリヤスフィール・フォン・アインツベルン
びくっ!!
なんかすごく嫌な予感したんだけど・・・・
すっごい幸せなんだけど、すっごい頭が痛くなりそうな何かが来るようなそんな予感。なんだろうこの感じ・・・・
・・・・キリツグ?なにかあったのかしら?
まぁ、スッゴイ変な家族ができたのだが、予知能力のない彼女は知りえるはずがないのであった。
SIDE OUT
んで、結界を壊して中に入れるようになったが、姉ちゃんはいない様子。やっぱり罠だったらしい。マジか。空振りかよ。
手ごたえ場外やったんやけどな〜。
「親父、姉ちゃんは結局ドイツいるんやろ?いつ行くん?」
「そうだね。今すぐ行きたいところなんだけど・・・・」
?なんかあるんかい?
「実はね。お金がないんだ・・・・」
それはなん
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ