かつての仲間も・・・
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とは・・・」
邪魔者が乱入してきたとあって残念そうな表情を浮かべながら歩いてくる五人。それを見たローグさんたちは、いつでも動き出せるように戦闘準備へと入る。
「雑魚が何人増えようが関係ねぇ。俺たちなら余裕で倒せるぜ!!」
そう言うとリーゼントヘアの男が両手を合わせる。その手から炎が溢れてきて、次第に一つの形へと変化していく。
「火の造形魔法!?」
「火炎の造形・・・虎!!」
炎の虎が出現し、大きな口を開けて突進してくる。しかし、その造形を見ても、先頭に立つローグさんは動揺を見せない。
「影竜の斬撃!!」
いつにも増してキレのある動きで炎の虎を真っ二つにする影竜。そんな彼に、赤黒い髪の男性が飛び掛かってくる。
「砕け散れ」
人指し指だけを立てた不思議な手の形で、ローグさんを狙い打つ。
「影竜の咆哮!!」
頬を大きく膨らませ、ブレスを放つローグさん。それは飛びかかっている男性を直撃しようとしたが、その寸前で消えてなくなる。
「無効化」
その原因は間違いなくあの人だ。まるで青い天馬のレンさんを彷彿とさせるような全身黒尽きめの男が、彼の魔法を消し去ったのだろう。
「チッ」
自身の魔法を相殺されて後方へと避ける。その直後降ってきた男性は、指一本で地面を粉砕していた。
「ホーリーレイ!!」
なぜそれだけの威力を生み出せるのかわからなかったが、それに驚くことなくスティングさんが魔法を放つ。無数に飛ぶ光の攻撃を、エーメは剣を振るい弾いていく。
「幻竜の鉄拳!!」
スティングさんの攻撃をすべて弾き終えた女性に迫るグラシアンさん。しかし、彼に向かってショートヘアの女性が手を向けると、青年の体がブレ、標的の脇を通りすぎて地面を転がる。
「火炎造形・・・」
「お前はうるさい!!」
「ごばっ!!」
そのグラシアンさん目掛けて再びリーゼントが襲い掛かってくるが、それに気が付いた彼は向かってくる敵にブレスを放ち打ち落とす。
「スティングくん!!」
「ローグ」
「連れてきたよ!!」
一進一退の攻防が繰り広げられている中、頭上からそんな声が聞こえてきてそちらを見上げる。そこにいたのは、気を失っている三人を持っているレクターたちがいた。
「あれ?」
「なるほど、そういうことか」
それを見て納得したような雰囲気を醸し出す敵の女性陣。もしかしてスティングさんたちは、負傷したレオンたちを救出する時間を稼いでいたということなのか?
「これで全員だな」
「退散させてもらうとするか」
目的を果たしたとあって、退散するためにグラシアンさんがミネルバさんに変身する
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