暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
ガンダムW
1671話
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論OZのコロニーが近くにあるのだから、少しでも時間を掛ければ恐らく戦力を追加してくるだろう。
 それを待つ……のもちょっと面白くないし、今回サラマンダーが姿を見せた事により、既にOZの動きを牽制するという目的は達した。
 であれば……もうここにいる必要はないだろう。
 後は、トールギスUに致命傷を与えないままにダメージを与えて撤退して貰うだけだ。
 トールギスUの様子を見ながらその周囲を飛ぶ。
 ゼクスもこっちの動きを警戒しているのだろう。トーラスが既に全機撃破された事もあって、すぐに攻撃を仕掛けてくるような様子はなく、ただじっとこちらを見つめている。
 ふむ、そうだな。なら……少し手札を晒すか。
 頑張ってここまで来たゼクスに対する褒美も含めて。
 そう判断すると、バルジの周囲を移動していた炎獣に命令を下す。
 すると次の瞬間、炎獣達が真っ直ぐにトールギスUに向かって殺到する。
 炎獣についてはゼクスも警戒していたのか、すぐにスーパーバーニアを使ってその場から離れる。
 そこにサラマンダーが突っ込んでいき……トールギスUがドーバーガンを動かそうとした瞬間、サラマンダーは戦闘機から手足が生えている姿に変形する。
 ファイターからガウォークに変形しただけだが、W世界の人間にとってガウォークというのは完全に未知の存在だろう。
 そして戸惑った一瞬の隙を突き……ビームサーベルがトールギスUの右腕をドーバーガン諸共半ばで切断するのだった。
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