ガンダムW
1671話
[3/5]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
ンダーが近付いていくんだから、向こうに近付けば当然通信はジャミングされることになる訳だ。
ああ、でも今回の戦いでゼクスが生きて帰ったら、この情報は向こうに伝わるだろうな。
いや、コロニーの方から観察してるだろうし、その辺りの情報はもう渡っているのか?
ともあれ、有人機はこれで始末し……NジャマーUの影響もあって、MDは既に命令変更を出来ないまま俺に向かって攻撃を続ける。
炎獣を相手にした時は、MDシステムの方が攻撃対象として炎獣を把握出来たり、出来なかったりしていたみたいだが……今回の場合はサラマンダーで戦闘機に見えるしな。
MDにとっても、判別のしやすい相手なのは間違いないんだろう。
トーラス最大にして唯一の武器、トーラスカノンの砲口がこちらに向けられるが、サラマンダーの運動性能があればそれを回避するのは難しい話ではない。
一矢の乱れなく砲撃を行うトーラスだったが、その砲撃でサラマンダーを捉える事は出来ない。
幾らMDのAIが賢くても、サラマンダーの動きに処理速度はついてきていないらしい。
この辺が出来たばかりのMDのAIと、数百年もの間戦闘を続けて改良が繰り返されてきたメギロートのAIとの違いだろうな。
ましてや、トーラスの数はまだかなり残っていたが、連装ビーム砲により急速に減っていっている。
そうなれば当然弾幕も薄くなり……サラマンダーを捉えるのは、更に遅くなってしまう。
「っと」
MDの破壊に集中していたが、背後から迫ってくる攻撃にその場から機体を移動させる。
背後から迫ってきたのは、トールギスUが放ったドーバーガン。
まぁ、目の前で仲間が次々に撃破されているんだから、この対応は当然か。
……仲間といっても、MDだが。それでも現在のOZにとって重要な戦力であるのは間違いない。
ゼクスもMD反対派……いや、そうでもなかったか?
勿論MDを好んでいたという事ではないかもしれないが、原作でゼクスがMDを明確に拒否した反応はあったか?
寧ろ、ホワイトファングを率いている時はゼクスのエピオンとリーブラ以外はMDが主力だったし。
そのMDもゼロシステムを使ってより強力な戦力ともした。
そう考えると、やっぱりゼクスはそこまでMDを嫌っていない?
まぁ、それでも今はその辺はあまり関係ないか。
ともあれ、現在俺がやるべきなのはこっちに向かって攻撃してくるゼクスを殺さない様に撃退する事だ。
……そうなると、俺が所有している機体の中では攻撃力の低いサラマンダーを使ったのは幸いだったと言ってもいいかもな。
ミロンガ改はS-11ミサイルやビームマシンガンは攻撃力が高い。リミッター解除も使うに使えないだろう。
それに比べると、サラマンダーは連装ビーム砲とグラビトン砲は使
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ