41部分:第四話 白い羽根の男その十
[2/2]
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
ントロールは俺にとっては遊戯に過ぎん」
「そうだな。夜叉においてとりわけ隠密行動を得意とする者」
項羽はそれを知っていた。
「それが貴様なのだからな」
「わかっていれば話が早い。項羽よ、覚悟はいいか」
「覚悟か」
「その首この白虎が貰い受ける」
木刀を出してきた。それを右手で構える。
「今ここでな」
「残念だがそれはできない」
「何っ!?」
「貴様にこの項羽を倒すことはできない。俺の舞の前に倒れるのだ」
「舞だと」
「そうだ」
応えながら左手に何かを出してきた。それは。
「羽根か」
「これがこの項羽の舞だ」
その白い羽根を白虎に見せてまた言う。
「そら、舞え」
その羽根を前に飛ばした。羽根はひらひらと舞い白虎の前に来た。白虎はその羽根を冷然と見ていた。そのうえで侮蔑していた。
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ