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黄金バット 第十四話 メンインブラック人影を持つ怪鳥
第四章
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黄金バットです、黄金バットはそのビルの一番上で両手を腰の横にやってマントをたなびかせて高笑いしていました。
そしてその彼がです、颯爽とビルから宙に舞い上がってです。
ステッキの先をサーベルの様にしてペリュトン達に向かいます。そして自分のところに来た怪鳥達を次から次にでした。
宙を華麗に蝶の如く舞ってひらひらと敵の攻撃をかわしつつ闘牛士の様に彼等を突いて斬って倒していきます。そうして瞬く間にでした。
残ったペリュトン達を全て倒してしまいました、それはまさに一瞬のことでした。
その状況を見てです、メンインブラックは歯噛みして言いました。
「くっ、またしても黄金バットか」
「・・・・・・・・・」
黄金バットは何も語りません、そのうえでメンインブラックの前にいます。宙で腕を組んでそのうえで立っています。
その黄金バットにです、メンインブラックは悔しそうに言うのでした。
「今回も私の負けだ、だが次はこうはいかない」
こう言ってでした、姿を消しました。ペリュトン達を召喚した彼もまたいなくなりました。
これで広島市は完全に難を逃れました、ですが。
そのうえで、でした。黄金バットもでした。
全てが終わると何処かへと姿を消しました。それを見てでした。皆は思いました。
「また黄金バットが助けてくれた」
「今回も危ないところで助けてもらったな」
「我々に協力して」
「そのうえで」
「黄金バットは自分達で限界になるまで頑張ったからかな」
ペリュトンを知っていた人はふと言いました。
「そして弾丸が尽きようとしてこれ以上は犠牲者が出るかも知れない」
「そうした時になったから」
「そこまで警察や自衛隊の人達が頑張ったから」
「人の頑張る気持ちに応えて」
「そして出て来てくれたのかな」
「そうかも知れない」
こう言うのでした。
「黄金バットは頑張る人の味方なのかもね」
「ううん、そうなのかな」
「黄金バットは人がどうしようもない時に出て来てくれるのかな」
「人を助ける為に」
「そうしているのかな」
「そう思ったよ、黄金バットは何も語らないけれど」
笑い声以外は何も喋りません、ですが。
「そうした人達の味方なのかな」
「これまでもそうだったしこれからも」
「そうなのかな」
「そうかも知れないね」
こう言うのでした、そしてでした。
人々は黄金バットに感謝すると共に自分達も頑張らねばと思うのでした。黄金バットに感謝しつつ。それは必死に戦った警察や自衛隊の人達もです。
同じで、です。口々に言うのでした。
「限界まで頑張るんだ」
「自分達で」
「出来れば黄金バットが来てくれなくてもいい様に」
「自分達で頑張らないと」
頼るだけでなくまずは自分達でとです、強く思うのでし
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