第3話
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か?」」
「そうよ。今、二人が言ったのは下の、民達から見た戦の悪い点ね。それじゃあ、次は曹操の、統治者から見た悪い点を見ていきましょうか」
「「は〜い」」
荀ケでは自分の知識を押し付けるだけで典韋はともかく許?は理解し切ることが出来ない。統治に関しては絶対的な正解なんてものは存在しないのだから教え子が納得できる答えと、考え続けることが大事なのだというのを教えてあげれば良いのだ。だからこうやって二人で考えて話し合って答えを探し出させていく教え方が適しているのだ。読み書き計算は別ですけど。あれは半分以上が慣れですから。
「はい。今日の所はこんなものでしょう。次の時は計算の勉強ですね。この前渡した算盤を忘れないようにね」
「「ありがとうございました」」
私にとっては可愛い生徒ですが、オーフィスと対峙すれば一瞬でその命を散らしてしまうでしょう。元士郎が間に合うかどうかが全てを決めるでしょうね。
「ゴルァ!!何、禁輸品に手を出してんだ!!舐めたマネしてんじゃないわよ!!」
民族性から理解していたが、多少の余裕ができるとすぐに腐敗が進むのが漢民族だ。今も古参の船長たちが禁輸品に手を出していたのが判明したので沈めにきたのだが、私の船の船員も私に武器を向ける。当然、全員見せしめに首を刎ねて並べて罪状を分かりやすく書いた看板と共に船を放流する。
「別に一人でも操船可能だけど面倒を起こして。全く面倒な民族ね」
流れに乗せながら舵を操作して拠点に戻る。拠点の村に戻ると他にも仲間がいたのか私に襲い掛かってきたので蹴り殺す。
「これが貴方達の答えね。ならいいわ、後は好きにしなさい。私は私で好きにする。船も販路も運転資金も残しておいてあげる。好きにしなさい。私はもう手を貸さないから」
恩を忘れるのが漢民族だ。さてと、とりあえずはクラリッサの所に行こうかしら。向こうなら仕事はいくらでもあるでしょうし。
「個対軍はもう慣れたぞ、こら!!最果ての海にたどり着くこと無く滅びやがれ!!」
「大変だったみたいね、蘭ちゃん」
「ええ、もう、本当に。折角7割は征したのに。全部水の泡ですよ。当分、黄河は荒れますから放っておいたほうが良いですよ。陸路を整えて道の駅を作って、今度は陸運王でも目指そうかと」
「ああ、うん、予算とかはすぐに用意するからお願いできるかな?」
「円状と碁盤状、どっちにしておきます?」
「円状かな。これからのことを考えるならそっちのほうが良いでしょ」
「了解。ローマ兵に負けないぐらいに立派な石畳の道路を作ってくるわ」
「ウチの兵士は進軍しながら石畳の道を作っていく工兵なのか歩兵な
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