暁 〜小説投稿サイト〜
何かが始まりそうな日常
プロローグ
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考えているかわからない秀才。というのがケイの評価らしかった。
もっとも、友人からしても何を考えているか読めないのだが。
しかし、隣の席の奴の反応からして、意外とみんな内心は気にしてるのか、と佑真は思った。

「今日の6時間目に修学旅行の話し合いをするから、それまでに班のメンバーを決めておくこと。わかった?」

はーい、と無気力な返事がした。

「班分けの紙は委員長の牧野さんに渡しておくから。牧野さん、じゃあよろしくお願いね」
「はい、わかりました」
「じゃ、みんな一時間目がんばってね。はい、号令」
「キリーツ」

ガタ、ガタと音がする。「礼!」という通る声がして、あさのホームルームは終わった。
結局、ケイはこなかった。





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