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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Eipic28手を取り合えば〜Cooperation of a Different Party〜
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も用済みどころか邪魔者なんだろうし。
(自分を父と慕う娘たちを殺すなんて、そんな真似は絶対にさせない!)
“キルシュブリューテ”に物理破壊設定の魔力を纏わせ、LASの四肢を寸断して床に転がす。AIを積んでるとは言え所詮は死体兵器。それなりの魔力を込めてやれば寸断できるんだけど・・・
「ああもう! キルシュブリューテが腐った血肉で汚れるぅ〜!」
でもやっぱり気持ちの良いものじゃないし、何より刃が汚れるわけで。すずかに「シャルちゃん、そっち!」声を掛けられて、即座に「光牙針縫刃っ!」トーレに当たらないように魔力の剣山を周囲に生やしてLASを足止め。
「アイシクルアイヴィ!」
そこですずかの氷の茨が何十本とLAS達に巻き付いて行って凍らせていき始める。んで、トーレと一緒に砕いて完全破壊。順調に対処しきれると思った側から、プライソンは本格的に“スキュラ”を切り捨てるようなことを言い出し、『ペニテンツィアジテ!』って何語か判んないけどそう言い放った。すると新手のLAS達が一斉に自分の胸に手を突っ込んだ。
「(何かの映画で観たぞ、この展開!)・・・トーレ、下がって! すずか、全力防御お願い!」
2人に指示を出しつつわたしも“キルシュブリューテ”のカートリッジをロード。アルファのポッドの側に集まったところで、すずかが氷結の竜巻タイプの防御魔法・「リフリジレイト・エア!」を発動。さらに「パワーブースト・シールディングフォース!」を発動して強化。その直後に「自爆だと!?」驚くトーレの言うようにLASが一斉に自爆した。
「アルファ、あなたとこの艦にダメージは?」
『月村すずかの魔法のおかげでほぼ無傷で済んだわ』
「なら結構。すずか、外の黒煙を排出できる?」
「あ、うん。今発動してる竜巻を出入り口から逃せば・・・」
「ん。トーレ、準備は?」
「問題ない、いつでも行ける」
「よし。じゃあ、すずか。お願い」
「うんっ!」
すずかが右腕を振り上げると竜巻が徐々に上部から前傾し出し、LASの残骸を巻き込みながら凍結させつつ、ここ管制室の出入り口から通路の奥へと消えていった。LASが一掃されたことで暇になるかと思えば、「ねぇ。プライソンってどんだけLASを造ったの?」なんて呆れるほどに新手が姿を見せた。
「そんじゃLAS狩り再開と行きますか!」
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