暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Eipic28手を取り合えば〜Cooperation of a Different Party〜
[4/10]
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
ドドアの前で一度足を止め・・・
「行くわよ、スバル」
「いつでも行けるよ!」
頷き合ってさらに1歩と踏み出すとスライドドアが開いた。突入するとそこには「ヴァイータ副隊長、アリサさん!」と、培養液に満ちたポッド内に漂う「デルタ!」が居た。あと1人の少女が床に倒れ伏していた。
「スバル、ティアナ!?」
「お前ら!」
あたし達の登場に驚きを見せたお2人に、磁力障壁が消失したことで連絡の無かったお2人を捜しに来たことを伝えた。
「あぁ、悪ぃ。念話も通信も外部に届かねぇし」
「そこで倒れてるイプシロンのスペアって子、磁力使いらしくてね。恥ずかしい話、たった今まで捕まってたのよ。壁に貼り付けられて。参ったわよ、まさか人間も磁石化できるなんて」
「まったくだ」
アリサさんとヴィータ副隊長が肩を竦めている中、スバルが「でもよく倒せましたね」感心した。確かにそうよね。磁石化されて壁に貼り付けられた状態で勝つなんて。やっぱりすごい人たちだわ。
『違うし。ガンマがやられたから、無人兵器が一時的に落ちてるだけもん』
「「デルタ・・・」」
『久しぶり、スバル、ティアナ。よくここまで来たね』
素っ裸な上に背中からケーブルを生やしたデルタがポッドの内面に手を付きながら、あたし達に声を掛けてきた。あたしはそんなデルタに近付いて、「今すぐ攻撃を中止しなさい」と伝える。
『んべ。嫌だよ〜。これはパパから与えられた任務だもん。さぁ、もういっちょ発射ぁ〜〜〜!』
ポッドの周囲にモニターが2枚と展開され、ミッドの全体マップとターゲットサイト2つ、1から0へと変わる数字が表示された。直後、屋外から届く巡航ミサイル発射を知らせる轟音2回。
「やりやがったな、また!」
「もうスペアは機能停止してる! 力尽くでその中から引っ張り出すわ!」
ヴィータ副隊長とアリサさんが臨戦態勢に入ったことで、あたし(現状、一番役立たずだけど)とスバルもそれぞれ構えを取った。デルタがグッと身構えて『さぁもう1発!』そう言うと、ターゲットサイトが西部と南部に移動した。もちろん黙って見過ごすつもりもなく、ヴィータ副隊長たちが床を蹴って一斉にポッドに向かってデバイスを振るった。
「ぐっ!?」「きゃあ!」「わっ!?」
だけど3人とも力そのものの反発を食らったみたく弾き返された。ヴィータ副隊長とアリサさんは一旦壁に着地するっていう1クッションを置いて床に降り立ったけど、「あいたっ!」スバルは床に尻もちをついた。
「このポッドは対物仕様だから、何をされても破壊されないからね』
そう言ってえっへんと胸を張るデルタ。スバルが「振動破砕なら・・・」って右腕に装着された“リボルバーナックル”に視線を移したその時
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ