暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Eipic28手を取り合えば〜Cooperation of a Different Party〜
[3/10]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
らした。

『嫌だね。俺は死にたいんだ。いっちょう派手にな。お前たちを道連れにして。そういうわけで・・・先に逝っていてくれ、我が愛おしく、そして最後に弓を引いた愚かな作品たち! さらばだ! 音声認識! ペニテンツィアジテ!』

逝っていてくれ。その言葉に血の気が引いた。これまで私たちの間を突破しようとするだけだったLASが一斉に足を止め、そして右腕を心臓付近に突き入れた。私とチンク二尉は直感的に・・・

――シェルコート――

――ファイアプロテクション――

防御魔法のバリアを展開。もちろん、ベータも効果範囲に入るように。直後にLASが一斉に自爆して、視界が炎一緒に染まる。けれど爆炎はチンク二尉のバリアによって完全に遮断されていて、私のバリアなんて必要ないって思えてしまう。そうして炎の勢いも収まり始めたところで、チンク二尉から『ベータを連れて外に出よう。ここでは派手に立ち回れん』念話でそう提案を受けた。

『了解です! 私が連れ出しますので、一度バリアを解除します!』

『任せた!』

バリアの効果外だったポット上部が砕け、バリア内のポッド下部も砕けたことで満たされていた培養液が全て漏れ出し、漂っていられなくなったベータが機器の上で座り込んでいる。

「逃げます! 背中のケーブルを外してください!」

「・・・仕方がない。装甲列車を放棄する」

ベータは大人しく背中から伸びるケーブルを外した。とは言え、元よりLASの自爆でその先は焼き切れているけれど。とにかくベータを横抱きに抱えて、LASの自爆によって壁に開いた穴へとウイングロードを伸ばした後、チンク二尉に「行きます!」そう伝えてから脱出した。

†††Sideギンガ⇒ティアナ†††

ギンガさんやチンク二尉と別れたあたしとスバルは、装甲列車から列車砲へと続くスライドドアが自動で開いて、スバルに「行くわよ!」と言いつつ、2人で1歩踏み入れた瞬間、「きゃあ!?」ものすごい濃度のAMFによって変身が強制的に解除された。

「きっつ・・・! 何よコレ・・・!」

「バリアジャケットまで解除されるAMFなんて、聞いたことも無いよ・・・!」

この時点で最悪のパターンが脳裏に過ぎる。ヴィータ副隊長とアリサさんもバリアジャケットを解除されて、捕まってしまっているかもしれない、って。とにかくここで立ち止まっていてもしょうがないわ。

「大丈夫だよ、ティア。あたしのサイボーグとしてのスキルは生きてるし。あたしが守ってあげる!」

「っ! 頼りにしてるわよ!」

恥ずかしい事を言われたことで反論しそうになったけど、正直に言うとかなり助かるから素直に返す。嬉しそうに笑みを浮かべるスバルを連れて、狭苦しい通路を中腰で歩く。そしてようやく辿り着いたスライ
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2025 肥前のポチ